[3]気遣いができてしっかり者。3歳とは思えない振舞いに感心。叱らない育児|まるの育児絵日記

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前回のお話

翌春に幼稚園入園を控えた3歳の息子アキくんを育てるまるさんは、引っ越した先で同い年の子どもを持つまーくんママ、よっくんママ、つーくんママの3人のママ友と仲良くなりました。ある日みんなで話している時に「諭すことはあっても、感情的に怒ったりはしないかなぁ」と話したつーくんママ。その言葉に他のママたちは驚きつつも、たしかにつーくんママはいつもニコニコしていて怒っているところを見たことがないと感心しました。「つーくんが手がかからないだけかも」と笑うつーくんママに、「3歳で手がかからないとか、ほっとけるってあるんだ!?ウチは絶対ムリ!」と心底驚くまるさんでした。その後、話題は幼稚園のことになりました。アキくん以外の3人はすでにプレ幼稚園に通っており、まるさんは「誰かと一緒の幼稚園に通えたら心強いなー」と話していましたが、この後まるさんはつーくんと同じ幼稚園じゃなくてよかったと心底思うことになるのです。ママたちが楽しくおしゃべりしている陰で、つーくんはまーくんの足を踏んでにやりとしていました。

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叱らないママ友

ママたちが楽しくおしゃべりしている陰で、こっそりまーくんの足を踏んでいたつーくん。まるさんは偶然見てしまいましたがママたちは誰もそれに気付いておらず、その日は何事もなくお開きになりました。

そして後日。まるさん親子はまーくん親子と一緒にある場所へ出かけました。まーくんママに「発達の教室、はじめて?」と聞かれたまるさんは「引っ越し前にね、発達に不安がある親子のための教室には半年は通ったことあるよ」と答えました。

実はまーくんママ、よっくんママ、つーくんママの3人は子どもの発達に不安があり、教室に通っていました。同じくアキくんの発達が気にかかっていたまるさんは、それを教えてもらい一緒に通うことにしたのでした。

発達の教室では、よっくんはママから離れず、まーくんは先生の話しを聞いておらず、アキくんは自由に踊って歌っていました。

そんな中、つーくんだけはしっかり参加できており「つーくんすごいなぁ。一人だけちゃんと参加できてる・・」とまるさんはとても感心しました。

レッスンが終わると、先生が子ども達一人ひとりの様子を保護者に伝えてくれます。

すると、突然小走りでどこかへ向かうつーくん。

つーくんは、みんなの水筒がまとめて入れてある箱へ行くと、すっと手を出しました。

水筒を3つ抱えてママたちのところへ戻って来たつーくん。

つーくんはみんなのところへ行くと、「はい、よっくん」「はい、アキくん」と水筒を渡し始めました。つーくんはどれが誰の水筒かをちゃんと覚えていて、みんなの水筒を持ってきてあげたのでした。

さらに、下駄箱を指差し「みんなの靴も出しといたよ」とにっこり。

誰かに言われたわけでもないのに自分からみんなのために動くつーくんを見て「つーくんすごくない!?同じ3歳!?」とまるさんは仰天します。

まるさんが仲良くなった3人のママたちはみんな子どもの発達に不安があり発達の教室に通っており、アキくんの発達が気になっていたまるさんも同じ教室に通うことにしました。教室では、よっくんは泣いてママから離れられず、まーくんは先生の話しを聞いておらず、アキくんは自由に歌って踊るなか、つーくんだけはしっかり一人で参加できていました。そして、レッスンが終わると、つーくんはみんなの水筒を持ってきて渡してくれたり、下駄箱からみんなの靴を出して並べてくれたり・・あまりにしっかりしているつーくんの姿に「つーくん、すごくない!?同じ3歳?」と仰天したまるさんでした。
絵に描いたような「おりこうさん」のつーくん。こんなに気遣いのできる3歳がいるなんて驚きですね!

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
つーくん、すごすぎませんか?

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