叱らないママ友


一人でどんどん先に歩いて行ってしまうつーくんを心配するまるさんに、つーくんママは「つーくん2回しか迷子になったことないから大丈夫だよ」とあっけらかんと言いました。

驚いたまるさんが「迷子になったことあるんかい!」と突っ込むと、「あるー!」と笑いながら言うつーくんママ。

「でもね、好奇心旺盛なのはいいことだし、仕方ない!それにいつもすぐ見つかるし、問題ないよ!」と迷子になったことを全く気にしていないつーくんママにまるさんは唖然。

すると、「あれ」とつーくんママが突然立ち止まりました。

「つーくん、見えなくなっちゃった」と言いながらもあせる様子もないつーくんママ。まるさんは心の中で「言わんこっちゃない」とつぶやきました。

まるさんとまーくんママは「つーくーん!」「つーくんー!」と名前を呼びながら姿が見えなくなったつーくんを必死に探し始めました。

しばらくすると、陳列商品の陰からつーくんがひょこっと顔を出しました。「あっ、いたっ!!」思わず大きな声が出るまるさん。

すぐに駆け寄り「つーくん、一人で先に行っちゃダメ・・」と伝えていると、後から来たつーくんママが「ほらーー」

「ちゃんといたでしょっ!ここはつーくんの庭みたいなもんだから大丈夫なのよー!」と笑顔であっけらかんと言いました。
一人でどんどん遠くに歩いて行ってしまうつーくんを見ても手を繋ごうとはせず「2回しか迷子になったことないから大丈夫」と言い切るつーくんママに思わず「迷子になったことあるんかい!」と突っ込んだまるさん。迷子になってもすぐに見つかるから問題ないと自信満々なつーくんママでしたが、ふと前を見るとつーくんの姿が見えません。つーくんがいなくなっても「見えなくなっちゃった」と焦りもせず言うつーくんママをよそに、まるさんとまーくんママは必死につーくんを探し始めました。しばらくしてつーくんを見つけたまるさんが「一人で先に行っちゃダメ」と注意していると、つーくんママがやってきて「ほらー。ちゃんといたでしょ!」と笑顔で言いました。
すぐに見つかったからいいものの・・見つからなかった場合のことをつーくんママは考えないのでしょうか。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
つーくんママ、もう少し焦ってください~!
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