[12]「加減して叩いてるから大丈夫」ズレた感覚のママに唖然。叱らない育児|まるの育児絵日記

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前回のお話

3歳の息子アキくんと同い年の子を持つまーくんママ、よっくんママ、つーくんママと仲良くなったまるさん。つーくんは手がかからないから感情的に怒ることはないと言うつーくんママの言葉通り、つーくんは3歳とは思えないほど気遣いができる絵に描いたような良い子でまるさん達はいつも感心していました。しかしある時、つーくんがまーくんの靴を踏みつけて笑っていたり、まーくんのハンカチをわざと落とす瞬間を偶然目撃してしまい驚くまるさん。そして、ぐちゃぐちゃした靴を整えてあげたりハンカチを拾ってあげたりと親切を装うつーくんを見て困惑するまるさん。ストレートに言うべきか悩みながらみんなで遊び場に行くと、そこでつーくんが突然まーくんの頭をげんこつで叩き、まーくんは大泣き。まるさんとまーくんママはその瞬間を見ていましたが、つーくんママはスマホを見ていて何が起こったのか分かっていません。まーくんママが冷静に「いきなりつーくんがまーくんを叩いたの」と伝えると、つーくんママはつーくんを叱ったりまーくんに謝ったりすることなく「じゃあまーくん!やり返しちゃえー!」と言うのでまるさん達は驚愕。困惑するまーくんにさらに「ほら。つーくんをバシッとしておいで!」「いけいけやり返せー!」と何度も焚きつけるつーくんママ。まるさんが「今のはつーくんになんで叩いたか聞いて、謝らせた方がいいと思う」と言うと、「なんで?遊びの一環!ケガがなければオッケーでしょ!」とあっけらかんと言いました。

1話目から読む

叱らないママ友

お友達のまーくんを叩いたつーくんを叱ることなく、叩かれたまーくんにやり返すようにけしかけるつーくんママにまるさんが「謝らせた方がいいと思う」と意見すると、つーくんママは「遊びの一環!ケガがなければオッケーでしょ!」とさらり。

つーくんママのまさかの言葉にまるさんが驚いていると、隣にいたまーくんママが無言ですっと立ち上がりました。

まーくんママはつーくんの元へ行くと、しゃがんで目線を合わせ「つーくん。もう叩かないで。叩かれたら痛いの。ダメ。分かる?」と冷静に諭すように話しました。

つーくんはまーくんママの言葉に「うん」と頷くと、

すぐにくるりと向き直り、「アキくーん!」と言いながら何事もなかったかのように笑顔で走り出しました。

まるさんはまーくんママの背中を複雑な思いで見つめました。

すると、複雑な表情を浮かべるまるさんとまーくんママに気付いたつーくんママは「大丈夫だよ?つーくん、ちゃんと加減して叩いてるはずだから!」と的外れなことを言い、「でも、すごい気にしてるみたいだから・・ごめんね?」と誠意の感じられない謝罪の言葉を口にしました。

そして「私もつーくんも『そういうの』気にしないからさ。後でもうしないよう言い聞かせておくね!」と笑いながら言うつーくんママを見て、まるさんは「気にしろ」と心の中で激しく突っ込みました。

息子のつーくんがまーくんを叩いて泣かせたことについて「遊びの一環。ケガがなければオッケーでしょ」と平然と言い、つーくんを叱ったりまーくんに謝罪するなど全く頭にないつーくんママ。叩かれたまーくんのママは、静かに立ち上がると「叩かれたら痛いの。ダメ。分かる?」とつーくんに言い聞かせるように言いました。しかし、つーくんママは「つーくんは加減して叩いてるはずだから大丈夫」と謎の主張をし、心のこもっていない「ごめんね」を口にすると、「私もつーくんもそういうの気にしないから」と笑顔で言いました。
自分の子どもがお友達に手を出しても「気にしない」とは・・。つーくんママの考え方には共感できそうにもありませんね。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
加減してるから大丈夫という問題ではないですよね。

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