仕事と育児の両立は、思っていた以上に過酷だった

子どものことは心配だけど、仕事をずっと休むわけにもいきません。迷惑をかけていることは重々承知で、私は遠方に住む母へ泣く泣く助けを求めました。慌ただしく準備を済ませて、なんとか出社。すると白井さんが、子どものことを気にして、声をかけてくれました。
「今日は母に始発で来てもらって・・・」そう答えると、白井さんは驚いた顔をして私を見ました。わざわざ始発で4時間かけて子どもを見てもらうなんて、誰が聞いても驚くのは当たり前。でも、そうでもしないと出社できないんです。有休も残り少ないし、欠勤するわけにもいきません。

きっと、「なんでそうまでして会社に来るんだろう」って思っているんだろうな。口では「子どものことだから気にしないで」って言ってくれるけど、心の中では絶対迷惑だと思っているに違いありません。私が白井さんの立場ならそう思います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

正直、子育てと仕事の両立がここまで大変だとは思いませんでした。両立どころか、何もかもが中途半端。仕事を辞めれば楽になるけど、翔のためにもお金は必要だし・・・。いっそのこと仕事を辞めて、子育てが落ち着いてから再就職するのがいいのかなと思ったりもします。

でも、子育てが落ち着いたらって、その時私に何ができるんだろう。ここでキャリアが途切れたら、私に何が残るんだろう・・・。「あーっダメダメ!考えてるとどんどん気持ちが落ちていく!」私はネガティブな考えをかき消すように頭を振り、与えられた仕事をこなすためにデスクに向かいました。
育児と仕事の両立は、想像以上に過酷です。仕事を辞めれば楽にはなりますが、将来を考えると稼げるうちは収入を得ておきたいですし、再就職するにしてもキャリアが途切れてしまう不安もあります。「子どもを産むと決めたのは自分たちだから」と、すべてを親だけに背負わせるのではなく、会社や社会がもう少し手を差し伸べてくれる環境であってほしいものです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
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