仕事を頑張ってはいるものの、家族全員を1人で養える稼ぎはない・・・

熱を出した子どもの看病を押し付け合う俺たち。ちひろは明日の打ち合わせは絶対外せないと言うし、俺だって育休に入る社員の引継ぎやクレーム処理で手一杯。とても休みを取れる状況ではありませんでした。こんな感じなので、正直、家の居心地はあまり良くありません。本音を言えばせめて家にいる時間くらいは休みたい・・・けれど、そんなことひちろには口が裂けても言えませんでした。
翌朝、やっぱり翔の熱は下がりませんでした。ちひろに「ねぇ、やっぱり今日は休めない?」と聞かれましたが、部下をまとめる立場である以上、急に休むなんてまわりにどれだけ迷惑がかかるか・・・。俺はちひろに、お義母さんに来てもらえないか頼みました。本当はすぐ出勤して少しでも仕事を片付けたいけど、俺もちひろも休めないなら仕方がありません。

正直なところ、ここ最近はちひろに翔のことを任せっきりにしていたし、だからせめて今日くらいはちゃんと協力しないと・・・。俺はお義母さんがいつ到着してもいいようにスーツに着替えます。そして、起きてきた翔の頭を優しく撫でながら「熱まだあるな、しんどいな」と笑顔で声をかけました。

熱のせいで体が辛いのか、翔はうつろな目でお茶を口に運びます。その姿を見ていると、この子を置いて家を出ていいのかという不安が募り、やはり会社に無理を言ってでも休もうかという考えが頭をよぎります。そんな時部下から「すみません、クライアントが至急電話を欲しがっています」と連絡が入りました。

翔におもちゃで遊んでもらっている間に、俺は急いでクライアントへ電話をかけました。用件を終えて、ようやく一息ついたその時、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴ります。「ごめんねぇ遅くなっちゃって」申し訳なさそうに頭を下げる義母に、「いつもすみません!でも俺もう出ないといけなくて・・・」と伝えると、義母は嫌な顔ひとつせず、「はいはい、こっちは任せていってらっしゃい!」と明るく送り出してくれました。

「すみません、よろしくお願いします」そう言って、急いで会社に向かいました。家族のために仕事を頑張ってはいるものの、ちひろが仕事を辞めても大丈夫なほどの稼ぎはありません。正直、今の俺は仕事も家事も育児も全部ちひろに押し付けています。

「忙しくて考えないようにしてたけど、最近、全然あいつに向き合えてないよな・・・」このままじゃいけない。仕事を言い訳にせず、夫としても父親としても、もっとちひろを支える必要があると思いました。・・・でも今はとりあえず仕事仕事!俺は急いで電車に飛び乗りました。
仕事と家事、そして育児を全てちひろさんに押し付けている自覚はあっても、仕事が忙しすぎるあまり行動に移せない良平さん。お互いが抱えている負担や本音を整理し、何が苦しくて、何を助けてほしいのかを共有するためにも、一度きちんと向き合って話し合う時間が必要なのではないでしょうか。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
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自分の稼ぎで養えないって分かってるのに
家族を持てばこうなるよね。
共働きの分担負担も話し合わなかったのか…
あいつ呼びやめろ。何様のつもり。