この日だけは絶対有休を取りたいけど・・・

ワーキングマザーの大宮さんに仕事を押し付けられていると不満を抱きながらも、「親に始発で来てもらうくらいなら仕事を休む」と矛盾したことを考える自分に気付いた私。自分ばかりが犠牲になっていると感じていましたが、大宮さんの置かれた状況を改めて目の当たりにすると、子育ての大変さを感じざるを得ませんでした。
そんなある日、推しのライブが1年ぶりに開催されることが決まりました。公演数も少なく、開催地も限られている・・・だからこそこの機会は絶対に逃したくありません!そのためには、何としても有休を取る必要があります。

翌日、私は上司に有休を申請しました。申請書に目を落とした上司は、さも当然といった口調で「はいはいここの月曜日ね、でも何かあったら取り消しさせてもらうかもしれないけどいい?」と言います。どうしてよ・・・どうして私はこんな扱いなの・・・。私は身体をふらつかせながら、自分のデスクに戻りました。

よろよろと椅子に腰を下ろそうとしたそのとき、大宮さんが「あの、有休いつ取ったの?」と声をかけてきました。「あ・・・来月の」そう答えると、大宮さんはおもむろにスマホを取り出し、スケジュールを確認し始めます。もしかして自分の予定を優先してほしいってこと?私は怪訝な表情で大宮さんを見つめました。

「大丈夫!この日は私絶対に休まないから!安心して!」予想外の言葉に、私は目を丸くして「えっ・・・でもいいんですか?」と聞き返しました。すると大宮さんはにこっと微笑んで、「もちろんだよ!いつも迷惑かけてて本当にごめんね、これからも用事がある時は事前に教えてもらえたら休まないようにするから!」そう言ってくれたのです。

「あっ、ありがとうございます!」急にそんな約束をしてしまって、子どものことは大丈夫なんでしょうか。でも、他の社員は私がワーママさんの仕事をカバーしたり、有休を調整することが当たり前だと思っているなか、大宮さんだけは私のことを考えてくれた・・・。勇気を出して話してみてよかったです。
推しのライブに行くために有休を申請した白井さんでしたが、上司はいつも通り、変更ありきで受理します。そんな様子を見ていたちひろさん。白井さんが確実に休めるよう、事前にスケジュールを調整し始めたのでした。これまで迷惑をかけてきた分、今度は自分が支えたい、ちひろさんのそんな思いが伝わってきますね。ただ、本来その役割を担うべきなのは、社員ではなく会社のはずです。ちひろさんのようなワーキングマザーも、白井さんのようなシングルも、誰もが無理なく働ける環境を整える必要がありますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

いやー上司よ。
何かあったら取り消しさせてもらうとか有給申請出したときに言うの?
メンバーがいいように対応しただけで、会社は駄目なまんま
ホッコリするお話
課題山積ではあるものの、良い方向に回り出して良かった
みんな頑張ってるなぁ