[13]それぞれの想い|自分ばかり犠牲になっていて辛かった。胸の奥に溜め込んでいた本音を吐き出す妻

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前回のお話

保育園に通う翔くんを育てるちひろさんと良平さんは共働き夫婦。ちひろさんは育休復帰後、翔くんの体調不良で頻繁に仕事を早退、欠勤することに罪悪感を覚えながら働いています。良平さんはもっと育児に協力したいという気持ちはあるものの、会社での立場があるから仕方がないと自分に言い聞かせ、ちひろさんに任せきりの現状から目を背けていました。そして、ちひろさんの仕事をいつもカバーしているシングルの同僚白井さんは、仕方がないと思いつつも自分ばかりが尻拭いをさせられる状況にモヤモヤを募らせていました。ある日、翔くんが熱を出し早退したちひろさん。翔くんの熱は翌日も下がらず、大事な打ち合わせがあったちひろさんは良平さんに休んでほしいとお願いしますが、「休めるわけないじゃん」の一言で済まされてしまいます。結局、新幹線で4時間かけてちひろさんのお母さんに始発で来てもらい、ちひろさんは出社。その後、ちひろさんのお母さんの到着を待って遅れて出社した良平さん。間もなく育休に入る部下の男性社員との面談で「働く妻を応援したいから、復帰後は子どもの対応ができるような柔軟な働き方がしたい」と言われ、はっとします。帰宅した良平さんは、ちひろさんに「保育園の緊急連絡先、俺の会社に変更してもいい?」と提案。今まで任せきりにしていたことを謝りました。限界寸前だったちひろさんは、良平さんの言葉を聞いて泣き出してしまいます。良平さんは、ちひろさんにどれほど大きな負担をかけていたのかを改めて痛感し、今までの行いを悔やみました。

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自分の方が稼ぎが少ないからって諦めていた

「急に言われても休めないよ」「今は大事な時期だから」良平に頼んでは断られてを繰り返して、いつからか私の方が稼ぎが少ないからと諦めるようになっていました。でも、心も体もすでに限界。母や同僚に迷惑をかけながら必死に働いても、育児も仕事も家事も全部中途半端にしかこなせていない自分。こんな状況でこのまま仕事を続けるのは無理かもしれない・・・そう考えていた矢先の事でした。

「保育園の緊急連絡先、俺の会社に変更してもいい?」良平の口からそんな言葉が出るなんて、思いもしませんでした。やっと助けてもらえるという安堵、どうしてもっと早く言ってくれなかったのかという悔しさ、ずっと一人で抱えてきた辛さ・・・色んな感情が一気に溢れ出て、涙が止まりませんでした。

ひとしきり泣いて気持ちが落ち着いた私は、これまで胸の奥にしまい込んできた思いを良平に打ち明けました。ずっと仕事を休むのが自分ばかりで辛かったこと、早退や欠勤が続いて会社にも同僚にも迷惑ばかりで、後ろめたかったことを。

だけど、迷惑をかけないようにちゃんと仕事をしなければ、どうにかして会社に行かなければと思うほど、翔のことを蔑ろにしているんじゃないかって、ちゃんと向き合えているか分からなくなってしまって・・・。

「苦しくて、なんで私ばっかりって、翔のこと大切に思ってるのに・・・」私は、胸に溜め込んできた本音をそのまま正直に伝えました。良平は言い訳も口を挟むこともせず、ただ静かに私の言葉に耳を傾けてくれました。

良平さんがようやく手を差し伸べてくれたことで、ちひろさんは胸の奥に溜め込んできた本音をやっと口にすることができました。お母さんや同僚に迷惑をかけているという罪悪感、仕事を頑張りたい気持ちと、頑張るほど翔くんときちんと向き合えているのか分からなくなる不安・・・その狭間でずっと葛藤してきたのですね。そんな思いを受け止めた良平さん。彼女の言葉から何を感じ、どう向き合っていくのでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • MKⅡ より

    給料に多い・少ないは関係無い。仕事は全部大事。もっと早く言ってもよかったのに。
    これから、どう変わっていくかが見たい。

  • tama より

    こどものことが背負いたくない重荷とかやりたくない罰ゲームみたいになっちゃってたからね。破綻してたよねこの夫婦。ここからでもリカバリー効くと良いね。3人で幸せになれるように。

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