もう限界かも。子育ても仕事も家事も・・すべてが中途半端

翔が熱を出し、私も良平もどうしても休めず、申し訳ないと思いつつ実家の母に4時間かけて来てもらいました。いつもは仕事が残っていても保育園のお迎えがあって残業できず心苦しく思っていますが、今日は残業して仕事を終わらせることができました。翔のことはもちろん心配でしたが、母が看ていてくれるので安心できました。
夜、「ただいまー。ごめんね、遅くなって!」と慌てて帰宅すると、「ママっ!」と笑顔で翔が駆け寄って来ました。「お熱下がったね。良い子にしてた?」と声をかけると、「うん!」と元気に答える翔を見てホッとしました。

「お帰り。お疲れさま!」と出迎えてくれた母に「お母さんありがとう。疲れたでしょ?」と言うと、母は「いいのいいの!孫の顔が見れるだけで嬉しいから」とにっこり。もう時間も遅いので当然泊まっていくだろうと思いつつも「今日泊まっていくでしょ?」と一応聞いてみると、「そうしたいんだけど、明日用事があって。帰らないといけないんだ」と残念そうに母が言いました。

「忙しなくてごめんね。またゆっくり来るから。じゃあね、翔くん」母はそう言って慌ただしく帰ってしまい、ゆっくり話すこともできませんでした。ダイニングに行くと、テーブルの上に夕飯のおかずが用意してあるのが見えました。

お母さん、夕飯用意してくれてる・・。明日も用事って言ってたけど、疲れただろうな・・。テーブルに近づくと、おかずにかけられたラップに1枚のメモが貼ってあるのが目に入りました。メモには夕飯のメニューが書いてあり、一番下には「お仕事ガンバレ!!」のメッセージ。

お母さん、翔のお世話をしながら夕飯を作るの大変だっただろうな。急なお願いにも関わらず朝早くから来てくれて、休む間もなく夜遅くに急いで帰って行った母。疲れてるだろうに私のために無理して頑張ってくれたんだろうな・・。こんなに負担をかけているのに私を気遣ってくれる母を思うと涙がこみ上げてきました。私、みんなに迷惑かけてる。私も頑張ってるけど、頑張ってるつもりだけど・・。でも、私・・何もできてない。仕事も、家事も、子どものことだって・・。

もう、限界かも・・。母にも同僚にも迷惑をかけながら働いても、子育ても仕事も家事も・・すべてが中途半端にしかできていない私。こんな状況でこのまま仕事を続けるのは無理かもしれない。涙が溢れて止まらない私を「ママぁ?」と心配そうに翔が見上げていました。翔の声にハッとした私は慌てて涙を拭いて「ごめんね!さっ、歯磨きしてねんねしよう」と笑顔を作りました。
無理を言っていることは重々承知の上で、それでも頼まざるを得ないちひろさん。仕事も中途半端、他の社員へ負担になっている。お母さんは快く引き受けてくれますが、ちひろさんは罪悪感でいっぱいです。お互いに仕事をしていて、翔くんの親という立場はちひろさんも良平さんも同じはず。ちひろさんがこんなに苦しい思いをしながら働いていることを良平さんにももう少しわかってほしいです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
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