前回のお話
保育園から帰って行った同僚。
仕方がないのはわかっているつもりだけど・・モヤモヤする。
[2]「育児するかも」「介護するかも」損しているのは独身の私だけじゃない?|それぞれの想い(白井亜美目線)
「大宮さんすごい急いで帰っていったね。」
「お子さん大丈夫かな」
「お子さん体弱いのかな・・。結構お休みが多くて大変そうだよね。」
「早退とかお休みとかされると大宮さんの仕事、全部私に回ってくるから結構大変でさ~。ははっ。」
「まあ、でも・・いつかは通る道かもだからねぇ。お互い様というか・・。」
「親の介護で休む可能性もありますからねぇ・・。」
「そうよね。オタガイサマ・・。」
ちょっと愚痴ると言われるのは、自分が同じ道を辿る「かも」しれないから
自分が病気したり、自分の親の面倒をみる「可能性」があるから
いつかは子どもを産む「かも」親の介護で休む「かも」
じゃ・・その可能性がない人はずーーーーっと損な役割をしないといけないの??
結婚する予定もないし・・それに別に子ども欲しくない。
だって、子育てしてる人たちみんな大変そうだよ??
もう疲労感満載だよ?そばで見ててもホント大変なのは伝わってくるよ。
自分を犠牲にして会社に迷惑かけて・・私には絶対にムリ。
いつ休むかわからない子育てしてる社員。
余裕を持って回せるように新しい人を雇わない会社。
サポートは他の人に任せておけばいいと思って他人事の人たち。
確かに独身の私は自由な時間があるし、仕事は好きだよ?
でも、誰かの犠牲前提で成立しているよね?
私ひとりの犠牲前提で・・・。
私だって・・
私だって人の仕事じゃなくて自分の仕事だけして帰りたい。
家に帰ってテレビ見たいし、ゆっくりお風呂入りたいし、映画だって見たいし。
ひとりだからこそできる自由時間を満喫したい。
優しくない??でも、当然の権利じゃない?
譲り合い?助け合い?
私、今のところ譲ってばっかりだよ。
なーんて。言ったってしょうがない。
言えるわけもない。
どうすることもできないただの愚痴。
今日も大宮さんの置いていった仕事が終わらない。残業決定。
続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「それぞれの思い」は毎日更新します。
明日の公開もお楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マキノ
マキノ 元気姉弟を自宅保育中の主婦。