[14]ごめん。妻を限界まで追いつめていたのは俺。自分がが変わらないと|それぞれの想い(大宮良平目線)
ちひろは、自分の状況を全部話してくれた。ちひろが話してくれた内容に本当に申し訳なくなった。こんなに追い詰めていたなんて思っていなかった。
それから、俺も今の自分の状況を話した。
「忙しい」のひと言じゃなく、何が忙しいのか、何ができなくて何だったらできるのか。
お互い「忙しい」という言葉で色々なものを省いていたのかもしれない。
ようやく、俺たちはちゃんと「話せた」気がした。
翌日、自分の上司に、保育園のお迎えの連絡を自分に変更してもっと子育てに対して向き合いたいことを伝えた。
それが、これから育休や子育てをしようとしている社員への後押しにもなると思ったからだ。上司も了承してくれた。
「うん。わかった。上にも話を通しておくよ。これからの子育てを経験する社員の良い手本になってくれ。」
チームのみんなにも話した。
早退して仕事に負担をかけるかもしれないそう思っていたけれど、みんなが出してくれた答えは
「大丈夫よ。先輩!もっと俺たちを頼ってください。」「そうですよ。みんな先輩に助けてもらっているんです。当たり前ですよ。」
だった。
その言葉を聞いてホッとした。
最初からみんなに相談をすればよかった。そう思った。
仕事がある時でも家庭の事情がある場合は在宅勤務に切り替える制度も導入することになった。
こういった意見をすぐ反映してくれるうちの会社は恵まれているのだと感じる。
続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「それぞれの想い」は毎日更新します。
明日の公開もお楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マキノ
マキノ 元気姉弟を自宅保育中の主婦。