[8完]産後の私は夫にモヤる|自分の気持ちに気付いて肩の力が抜けた。溜め込まずに話をしよう、夫と。

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前回のお話

生後3ヶ月の長女沙苗ちゃんのワンオペ育児で身体も心もボロボロの新米ママ、香苗さん。「ずっと家にいるから」「お母さんだから」と自分の気持ちに蓋をして買いたいものも買わず、頑張っていましたが、ある日ご主人が買ってきた1本1万円のお酒がきっかけで、抑えていた感情が爆発してしまいました。大泣きしてもなぜイライラしたのかはっきりわからず、まだモヤモヤが残る香苗さんが翌朝の散歩でママ友のみや子さんに話すと、「旦那さんが羨ましかった?」と聞かれてドキッとしました。そしてようやく自分の気持ちに気付いたのです。本当は辛かった。ご主人に代わって欲しかった。何で私ばっかりって思ってた。それでも、そんなことを思ってはダメ、私がひとりで全部やらなくちゃと頑張っていたと。みや子さんは、香苗さんを肯定して「旦那さんに話していいんだよ」と言ってくれました。

1話目から読む

私、不満だらけだな。そう思ったら笑ってしまった。

みや子さんのおかげで、自分の気持ちに少し気づけた気がしました。みや子さんは、私の話を黙って頷いて聞いてくれました。そして、今まで蓋をしてきた、辛いとか私ばっかり我慢という気持ちも全て私の大切な気持ちだから悪いものではない、それに全部夫に話しても「いいんだよ。」と言ってくれました。

私は、きっと少し頑張りすぎていたのだと思います。自分が考えていた以上にため込んでしまっていたんだなぁと気付きました。

私は私の気持ちをしっかり受け止めることにしました。そう決めたらなんだかホッとして、「不満だらけだな、私。」と一息ついたら笑えてきたので、私は私の気持ちをしっかり受け止めることにしました。そして、気楽に、肩の力を抜いてもっと話そうと思いました。

私はママになってまだ3ヶ月。これから先はまだ長い。沙苗の成長を見守って、嬉しいことや喜びを一緒に経験して、成長していきたい。それに悲しいことも、腹が立つこともきっとあるでしょう。それらを全部ひっくるめて、この長い道のりを楽しみたい。

私たちの暮らしはまだ始まったばかり。
共に娘の成長を見守る夫と、ちゃんと向き合わなくちゃ。

その夜、私は夫に切り出しました。「あのさ、色々聞いて欲しいことがあるんだけど、いいかな。」

「コーヒーでも飲みながら。私のこと、沙苗のこと、・・・あなたの話も。」そう言って、温かいコーヒを夫に渡しました。辛いって、伝えずに私がひとりで抱え込んでた。これからは、何でも夫に話をしよう。今日がその第一歩。

蓋をしてきた気持ちを吐き出すことができた香苗さんの顔は晴れやかですね。我慢しなくちゃ、頑張らなくちゃとため込んでしまっていたことを、これからはご主人と分かち合いながら子育ての長い道のりを歩んで行けそうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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