[1]産後の私は夫にモヤる|子どもの泣き声で目覚める朝5時。爆睡する夫の隣で寝不足の一日が今日も始まる。

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初めての育児はかわいい我が子と過ごせる楽しさもありますが、慢性的な寝不足と育児の大変さに疲労やストレスもたまりますよね。そんな時、ご主人と協力して2人で育児ができたらどんなに心強いでしょうか。今回は、長女沙苗ちゃんの泣き声で目覚め、毎日早朝にお散歩へ出かけるのが日課になっている香苗さんのお話です。

産後3ヶ月、初めての育児で身体も心もボロボロ

ほんの少しだけ外が明るくなってきた早朝、長女沙苗の泣き声で目が覚めました。だいたいいつもこの時間に沙苗は泣くけれど、産後3ヶ月でまだ育児は手探りの私は、泣き止まるのにいつもてこずってしまいます。

今何時?シンと静まり返った空気に響く泣き声は、だんだん大きくなるので焦りました。沙苗に「泣かないで、ねぇ泣かないで」と祈るように言いながらあやしました。慢性的な寝不足でまだ頭がボーっとしていますが、とにかく沙苗を泣き止ませなくては。

まだ5時。ウトウトしながら沙苗を抱っこしてユラユラしていたら、少し落ち着いてきたようでまた眠りそうな様子を見せました。怖い夢でも見たのかな?泣き声が小さくなってきました。良かった。このまま寝てくれるかな。

沙苗が生まれて3ヶ月。ふと見せる仕草や寝顔を見て幸せいっぱいになる毎日ですし、これからできることがどんどん増えていく沙苗の成長を見守るのが楽しみで仕方がありません。先輩ママさんの話やネットの情報を集めて、いろいろ覚悟していたつもりでしたが、育児の大変さの現実を目の当たりにして、身体も心もボロボロです。ユラユラしているうちに私も寝てしまいそう。それでも前回の授乳時間をチェックして、先にオムツを替えたほうがいいかな?と考えているうちにまた沙苗が泣き出しました。

まだ暗い部屋の中で私が奮闘しているすぐ隣では夫がぐっすり眠っています。沙苗の泣き声で起きてしまって不機嫌になるよりは寝ていてくれた方がマシかな、そんなことを考えながらも、なんだかモヤモヤしました。夫は娘の泣き声で起きたことはほとんどありません。仕事があるのだから仕方がないし、わかっているけれど。でもさ、たまには抱っこを代わってくれたってさ。そんな風に思ってしまうこともあります。

慢性的な寝不足での育児、しかもまだまとまって眠らない新生児だと数時間ごとの授乳があるので大変ですよね。仕事に出かけなければいけないご主人を起こさないように、という気持ちもわかりますが、余裕がない中で毎日続くとモヤモヤしてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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