妻がいるのに違う女性との間に子ども！？事態をうまく飲み込めない弟

カオルとは不妊治療をしてもなかなか子どもができませんでしたが、チナツと関係を持つと、すぐに子宝に恵まれました。安定期に入ったので、母親に妊娠の報告をしに向かった俺とチナツ。突然の報告に母は驚いていましたが、よっぽど跡継ぎが大事なのか、文句を言いながらも結婚を許してくれました。３人で今後のことについて話していると、玄関から「ただいま」と声が。声の主は弟のソウでした。妻のツバキさんが里帰り中とのことで、息子のカズキくんを連れて遊びに来たようです。

「ソウさんって？」聞きなれない名前に、チナツが問いかけます。「ソウは俺の弟だよ、奥さんのツバキさんと息子のカズキくんの３人家族で、もうすぐ第２子が産まれるんだ」と説明しました。

「ソウに紹介したい方が・・・」母が襖を開けると、ソウは驚いた表情でチナツを見ました。ソウはしばらく固まっていましたが「こら、失礼ですよ」という母の言葉にハッとしたのか、「あ、ごめんごめん」と笑いながら言いました。

俺の横にカオルじゃない女性がいて、しかもお腹も大きくなっているんだから、驚くのも無理はありません。俺は「こちらチナツさん、お腹に俺の子がいるんだ」と、ソウにチナツを紹介しました。

「これでうちの跡継ぎも安泰だわ！」チナツの肩に手をまわし、嬉しそうに言う母。チナツも母に認められたことが嬉しかったのか、「お義母さま・・・」とうるうるとした瞳で言いました。ですが、ソウだけは「え・・・あ・・・」と事態をうまく飲み込めていない様子です。

カオルという妻がいるのにチナツを妊娠させ、新たな妻として迎え入れようとしている。俺の行動にソウが驚くのも無理はありません。「分かってる、カオルのことだろ？カオルには別れてもらおうと思ってる」と伝えると、ソウは「そ、そうなんだ」と気まずそうに言い、カズキが呼んでるからと足早に去っていきました。チナツのことを受け入れられるようになるまで時間がかかると思うけど、きっと仲良くなれるはずです。

俺はチナツに「ソウはチナツの弟になるわけだから、よろしくな」と言いました。「もちろんだよ！カズくんもとっても可愛いし、ツバキさんとも仲良くなれるといいなぁ・・・」うちの実家と関わりたがらなかったカオルと違って、チナツは友好的に接してくれる。俺は心の底から、チナツを選んでよかったと思いました。

チナツさんが安定期に入ったので、妊娠の報告をしにツカサさんの実家へ向かった２人。ツカサさんの母親は突然の報告に驚いていたものの、よっぽど跡継ぎが大事なのか、文句を言いながらも結婚を許してくれました。３人で今後のことについて話していると、弟のソウさんが息子のカズキくんを連れて遊びに来ました。ソウさんにチナツさんを紹介すると、ソウさんは驚いた表情をしました。ツカサさんの横にカオルさんじゃない女性がいて、しかもお腹が大きいのだから、驚くのも無理はありません。ツカサさんが「カオルには別れてもらおうと思ってる」と伝えると、ソウさんは「そうなんだ」と気まずそうに言い、カズキくんのもとへ去っていきました。チナツさんは、ソウさんとカズキくんを見つめながら、「ソウさんはもちろん、カズくんやツバキさんとも仲良くなれるといいなぁ」と言いました。ツカサさんの実家とあまり関わりたがらなかったカオルさんと違い、チナツさんは友好的に接してくれる・・・ツカサさんは心の底から、チナツさんを選んでよかったと思いました。
実の兄が、妻ではない別の女性と関係を持っていたことに、ショックを受けない弟はいないでしょう。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。