「あなたが跡継ぎを産んでちょうだい」子供ができない妻は用済み

俺は妻がいながら、同じ会社で派遣社員として働くチナツと不倫関係にありました。跡継ぎを催促する母と不妊治療に焦るカオルに板挟みにされて悩んでいた時、親身に相談に乗ってくれたことをきっかけに男女の関係が始まりました。メッセージのやり取りやデートを重ねるうちに、俺はチナツに本気で惹かれていきました。そんな時、チナツから「赤ちゃんができた」と報告を受けます。
「カオルとはあんなに悩んでできなかったのに・・・やっぱりチナツは運命の人だ!」俺は突然の報告に驚きながらも、チナツの手を握り、人目も気にせず大喜びしました。

スマホを取り出し、「早速、母に報告していいかな?」と尋ねる俺に、チナツは気が早いよ~と嬉しそうに笑いながら「安定期に入ってからの方が安心かも」と言いました。俺としたことが、嬉しさのあまり気が早ってしまった。「そうだよね、焦りすぎた」そう言って、持っていたスマホをポケットにしまいます。すると、チナツが不安そうに「あの、奥様のことは・・・」と問いかけてきました。

カオルへの気持ちは、チナツとはじめて関係を持ったときになくなっていました。チナツに子どもができたなら尚更です。俺は不安がるチナツに、「大丈夫だよ俺がちゃんとするから、チナツは赤ちゃんのことだけ考えて」と言いました。この時、俺はカオルとの離婚を固く決意しました。

チナツが安定期に入った頃、俺はチナツを連れて、母に妊娠の報告をしに向かいました。突然の報告に「まぁ5ヶ月!どうしてもっと早く言わないの!」と驚く母でしたが、よっぽど跡継ぎが大事なのか「出はあまりよろしくないけどまぁいいわ、あなたが跡継ぎを産んでちょうだい」と、文句を言いながらも俺たちの結婚と出産を許してくれました。

3人で今後のことについて話していると、玄関から「ただいまー」と声が聞こえました。声の主は、弟のソウでした。妻のツバキさんが里帰り中とのことで、息子のカズキくんを連れて遊びに来たようです。母はゆっくりと立ち上がり、「チナツさんにも紹介するわね」と扉を開けました。
妻がいながら、同じ会社で派遣社員として働くチナツさんと関係を持ったツカサさんは、チナツさんから「赤ちゃんができた」と報告を受けます。ツカサさんは突然の報告に驚きながらも、チナツさんの手を握り、人目も気にせず大喜び。すると、チナツさんが不安そうに「奥様のことは・・・」と問いかけてきました。カオルさんへの気持ちは、チナツさんとはじめて関係を持ったときからなくなっていました。ツカサさんは不安がるチナツさんに、「大丈夫だよ、俺がちゃんとするから」と声をかけました。チナツさんが安定期に入った頃、ツカサさんは自分の母親に妊娠の報告をしに向かいました。突然の報告に驚くツカサさんの母親でしたが、よっぽど跡継ぎが大事なのか、文句を言いながらも2人の結婚と出産を許してくれました。今後のことについて話していると、玄関から「ただいまー」と声が。声の主は、ツカサさんの弟のソウさんでした。妻のツバキさんが里帰り中とのことで、息子のカズキくんを連れて遊びに来たようです。
妻として自分を支えてくれたカオルさんよりも、子どもができたからという理由で不倫相手のチナツさんを選んだツカサさんとその母親。この選択に後悔しないといいのですが・・・大切な事が見えていない気がします。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。
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