[8]離婚した初恋の人|近所のおばさんに悪口を言われても元夫との暮らしより今の方が幸せと聞き結婚生活を憂う

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前回のお話

農家の息子である公輔さんは、このまま公務員を続けるのか、それとも実家を継ぐのか悩んでいました。将来に漠然とした不安を抱えながらも、どうしたらよいのか決め切れず、姉の早絵さんの子どもたちと遊んだりして、ただぼんやりと週末を過ごしていました。そんなある日、姉の友達であるユリさんが離婚して地元に戻ってきたことを知ります。実はユリさんは公輔さんの初恋の人。元夫が年下の不倫相手と結婚することになり、半ば強制的に家を追い出されたと聞いて驚きました。その後、早絵さんに連れられて久しぶりにユリさんと再会した公輔さん。やつれていて辛そうでしたが明るく振る舞うユリさんを見て、胸にしまい込んでいた恋心を思い起こした公輔さん。その後早絵さんの提案で、ユリさんは公輔さんたちの畑を手伝うことに。彼女の丁寧な仕事ぶりに両親も大満足。「何とか落としちゃいなさいよ」と冷やかされるも、まんざらでもない公輔さん。そしてある日、仕事帰りにユリさんを見かけた公輔さんは、ユリさんが近所のおばさんに「子どもも産めないんだから、公輔くんの結婚にも障るかも」と傷物扱い。見かねた公輔さんが間に入るとそそくさと行ってしまいました。

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これまでも散々悪口を言われていた

ある日、直帰で仕事を終わらせて家に帰る途中でユリ姉を見かけ、「うちから帰る途中か・・?」と思い声をかけようとすると、近所のおばさんが登場。「子どもも産めずに戻って来たんだから、お兄さんに迷惑かけちゃだめ」だの、「傷物なんだから我慢しないと」だの、「公輔くんの結婚にも障る」だのと言いたい放題。謝るだけで何も言い返さないユリ姉を見て、慌てて間に入り、おばさん達の悪口を我が家への忠告だと受け止めたと伝えると、おばさんたちはそそくさとその場から去って行きました。

俺が「ったく」と呆れていると、「ごめんねハムちゃん・・」と申し訳なさそうに謝るユリ姉に、「こっちこそ・・。もしかして今までもいろいろ言われたりした?」俺の言葉にユリ姉は黙っていたけれど、いろいろ言われていたのは明らかでした。

「まぁ・・私が出戻りで、兄やお義姉さんに迷惑かけてるのは事実だし・・」と静かに話すユリ姉に、「なんで。ユリ姉の家でもあるだろ」俺がそう言うと、「もうお兄ちゃんたちの家だよ。でも置いてもらえるだけで本当に感謝してる。元夫の家のときとは比べ物にならないぐらい幸せ。早絵ちゃんやハムちゃん家のみんなもいてくれるし」と話すユリ姉の言葉を静かに聞いていました。

「いや、こっちこそ。俺も仕事はしてるけど、これを一生続けるのか畑を継ぐのか迷ってて・・。でも2人ともだいぶ年だし・・だから今ユリ姉が手伝ってくれてるのすごく助かってる」俺がそう言うと、「それならよかった」とユリ姉が答えてくれました。

そして、「その・・今週末、一緒に道の駅に野菜納品に行こう。新しくできたとこで結構流行ってるんだ」俺の言葉に、「へー・・!楽しみ。じゃあまた土曜日ね」とユリ姉が俺の誘いを受けてくれました。

帰って行くユリ姉の後ろ姿を見送りながら、「ユリ姉・・今の方が幸せって・・どんな結婚生活だったんだよ・・」と、これまでのユリ姉の人生を想像して驚きながら、心の中で呟いていました。

ユリさんに酷いことを言う近所のおばさんを追い払った公輔さん。ユリ姉にお礼を言われるも、今までも同じように酷いことを言われていたのではと心配が募ります。離婚して帰って来た実家では、兄夫婦が暮らしており、肩身の狭いユリさん。でも、「元夫といるときとは比べ物にならないぐらい幸せ」と話すユリさん、これまで一体どんな壮絶な人生を送って来たのか・・心配になってしまいますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

最新のコメント
  • みみ より

    この女性が彼に惹かれたとして、今は時間で家に帰れるけれど結婚してしまったらそうはいかなくなる
    農業が好きならそれでいいけれど、このパート状態のまま結婚後も過ごせる訳じゃない

    家業を継いだ人に嫁いだあとって義実家は彼ら特有の手のひら返ししてくるからなぁ…

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