初恋の人の名を聞いてドキッとした


休日の朝。遅めに起きて1階に降りると、今日も元太と勇太、甥っ子2人が預けられていた。エネルギーが有り余ってる2人。疲れるってことを知らないんだろうな。俺を見つけると元太も勇太も嬉しそうに遊ぼう遊ぼうと口々に言ってくるところがかわいいんだよな。有難いことに、実家暮らしの俺は起きたタイミングで母が朝食の準備をしてくれる。

週末は朝からパートに出る姉ちゃんが元太と勇太を家に預けて行くので、2人は俺が起きるのを待っている状態。ヒーローごっこ、キャッチボール、それが終わると次はサッカー。俺もかわいい甥っ子たちに全力で付き合うのだが。

母の「そろそろお昼にしましょうか」の声に内心ほっとする俺。子どもの体力ってホントどうなってるの?甥っ子2人と全力で遊んで過ごす週末を過ごしながら、ずっと悩んでいることがある。
父の畑を継ぐか、今の公務員の仕事を続けるか。今の仕事は安定しているけど、淡々と過ごす毎日に疑問を持たなくもない。両親ともにまだ元気で朝から畑の仕事をしているけど、いつまで続けられるかもわからないからやっぱり俺が継いだ方がいいとは思いながらもやっていけるのかな。26歳で実家暮らし、今は彼女もいない俺は、将来に漠然とした不安を抱えているのだ。

昼ご飯を食べていると、パートが終わった姉ちゃんが元太と勇太を迎えに来た。

姉ちゃんも食卓につくと、「ユリのこと覚えてるよね?」と、唐突に話し始めた。何年か前に結婚して地元を離れて行ったユリ姉。覚えてるにきまってる。「姉ちゃんの友達のユリ姉だろ」と何気ない風を装って答えたけど、内心ドキッとしていた。そして俺は、さらに姉ちゃんにユリ姉が離婚して先週地元に帰ってきたと聞いて驚いた。
もうすぐ30歳という年齢で、実家の農業を継ぐ決心がつかず、かといってハッキリと思い描く将来がまだ見えず、漠然とした不安を抱えている公輔さんの気持ち、わかります。どのような選択になるとしても、決断のきっかけがあるといいですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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