「陽太、ウソつくなんてひどい」涙する妹の隣で首を傾げる姉

話し合いが始まり、「きらり、妊娠したってマジ?」と陽太がたずねると、うなずくきらりちゃん。「おめでとうって言っていいの?」と陽太が言うと、その言葉にブチ切れるお父さん。
「半年前に別れてから一度も会ってないから」と陽太さんが説明すると、「3か月前に偶然会った時に・・」と主張するきらりちゃんに陽太も唖然としていました。
「えっと、まずは時間をハッキリさせませんか。その日、駅前ですれ違ったのは何時頃?」冷静な太一さんとは裏腹に、「もり・・もりあがってって・・なんだコノヤロ・・」とキラリちゃんの言葉に動揺するお父さん。
すると、「えっと、10時ぐらいだったかな?」陽太の言葉にきらりちゃんもうなずきました。

「で、その後陽太は?」太一さんにたずねられ、「俺は、早めの昼食べてから、大学の研究室に行った。研究室で飼ってるゼブラフィッシュとか、海洋類の世話当番だったから。ゼブラフィッシュっていうのは・・」と魚の話になると目を輝かせる陽太がそう言うと、

「で、きらりさんは?」太一さんの言葉に、「夕方まで友達と遊んでいて、18時ごろ、家に帰って来たら陽太が家の前にいて」きらりちゃんの言葉を聞いて、「やっぱりお前!?」とお父さんが怒り出しました。

すると、「いや、ないない。オレ、20時過ぎまで研究室にいて、レポート作成してたし。入出記録も残ってるよ」陽太の言葉を聞いて、「誰か一緒にいた人はいないの?」そう聞くと、「いや・・研究棟にはいたと思うけど、俺のいた研究室にはひとりだけ」と答える陽太。

「そんなの、途中で抜けてるかもしれないじゃないか!」とまた怒ってテーブルを叩くお父さん。その隣で、「陽太、ウソつくなんてひどい」と涙を流すきらりちゃん。さらにその隣では、ひかりさんが首を傾げて何やら考えていました。
3か月前に偶然駅ですれ違っただけだと言う陽太さんに、その日の予定をたずねると、早めの昼食後、大学の研究室で夜まで研究していたとアリバイを証言。きらりちゃんは、「18時頃家に帰ったら、陽太が家の前にいた」と食い違う証言にどこまでも平行線、決定的な何かが出て来ないと、この件は解決しそうにありませんよね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
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