絵本の読み聞かせだけでは子供は本好きにはならない|幼少期から本を読む習慣をつけるためにすること

あんなに絵本の読み聞かせをしてきたのに・・・
とか、
幼稚園の教育方針もあって自分で本を読んでいたのに・・・

小学生になり本を読まなくなったお子さんをお持ちのお母さんからよく聞くようになりました。

子どもたちはどうして本を読まなくなったのでしょうか??お母さんたちの声をまとめてみました。

1:本より楽しいものがたくさんある

テレビやゲームやyoutubeなど子どもが楽しいと思う事がたくさんありますよね。
しかも小学生になると自分の選択肢も増え、本が遠のいている可能性があります。
自分の好きな時間を優先したい子どもたちにとっては、今まで届いていた本読みの声掛けも届かなくなってきます。

2:読むことが面倒くさい

本を読むこと自体がめんどう。
この場合は本を読むことが自発的なものではなくなってきているため活字を読むこと自体が「やらなければいけないこと」と思ってしまって読むことをやらなくなってしまう。
これは、親が本を読んでほしくて子どもの目に付くところに本を置いておいても絶対に読まない。
というか・・その置いてある本は、全く目に入っていません。

3:習い事や勉強で時間がなくなっている

今の子どもたちはとても忙しい。寝る時間から逆算しても本を読む時間を取れなくなってきています。
そのため、本を読む習慣がついていた子どもたちもその習慣が無くなってくる・・という形になります。
小学生になると学校の勉強・お友達関係・習い事・中間反抗期・反抗期など色々な要因が重なって、何もしないと読書する機会はどんどん減ってきてしまいます。




ではそんな状況になっても本を読む習慣を継続させるために何をすればいいのかをお伝えします。

幼少期から本を選ぶときはお母さんやお父さんも読みたい本を選ぶこと


図書館で色々な本を借りる時に子どもが読みたいものを子どもが選ぶようにしている親御さんは多いと思います。
その時に、私はこの絵本を読んでみたいな。とお子さんに伝えて自分が読んでみたい本も選んでください。
読み聞かせの時に、ママが読みたかった本なんだ~という声掛けも大切だと思います。
親が子どもに読んで欲しい本ばかりを選択すると、年齢が上がるにつれて読まされている感が強くなります。
借りた本の中には、絵本でも、お母さんやお父さんが読みたかった本があるという流れを作ることが大切だと思います。
家族みんなで自分が読みたい本を1冊ずつ借りるという習慣があると、みんなで本を読むという習慣が自然と身につきます。

3歳くらいからは本屋さんに行く習慣を

本屋さんに通う習慣は私はとても大切だと思っています。
今は、ネットで本が買える時代ですよね。とても便利だし、ポイントもついたりお得なこともいっぱい。
でもできれば、本屋さんに行ってほしい。本を選んでいる親の姿を子どもに見せてほしい。大人が読むような本棚に行って大人が読みたい本を選ぶ姿を見せてあげてほしいと思います。
もちろん、絶対に買わなくてはいけないことはありませんが、できれば買って、読み終わったらまた本屋さんに行くという習慣ができるといいなと思います。
週に1回という形でもいいですし、ショッピングモールなどに行った時も「ちょっと本屋さんに行きたい」と話していくのもいいと思います。
その時に子どもが読みたいと言った本を購入できたらいいなと思います。
続きものであれば、本を読み終わった後に続きが読みたい!と本屋さんに行きたいとなりますし、最新刊が出ているかもしれないからと言って探すきっかけにもなると思います。
図書館だと自分が読みたいと思った時に借りられていたり最新刊を読むには時間がかかったりするので本屋さんに行き本を買うという習慣はとても大切です。
この習慣があると、小学生になったころには本屋さんに行った時に面白そうな本に出会えたり、手に取ってパラパラと確認をして、読みたい本を見つけることができます。
また、この習慣があると、親がおすすめする本も、とりあえず読んでみる!ということも可能になります。



スキマ時間には本を読むを習慣にする

外出時に持って行くものはゲームではなく本(いつもゲームを持っていく家庭はお子さんとの話し合いが必要になるかもしれません)。
ここも小さいころから絵本を持って行ったり、車に本を常備しておくといいですね。
電車でお出かけする際も本があるととても便利です。
少し時間ができた時に本を読むという習慣があると、本自体が身近に存在することになります。
例えばキャンプや旅行の時も本を持って行き、いつもと違う環境の中で本を読むという体験も非日常を感じることができ大切な体験になりますね。

小学校に本を持って行く

毎日本を1冊小学校に持って行くという習慣があってもいいですね。
読書週間の時には読みたい本を持ってきてもいいという学校もあると思いますが、それ以外の期間でも本を持ち歩くと自学自習の時間などに本を手に取ることができます。

あまり本を読みたくないなと思った時に選ぶ本

人気漫画のノベライズ本。特に本を読まなくなった高学年男子にはかなりおススメです。
鬼滅の刃や進撃の巨人。Dr. STONEやハイキューなどもありますし、コナンやドラえもんもあります。
常に本を読む必要はありません。読みたい時と読まなくてもいいかなと思う波があって当然です。
そのため、読書習慣は長いスパンで様子を見ながら進めるといいかもしれませんね。




いかがでしたでしょうか??
読書は、語彙力が高まる。共感力が上がる。想像力がつく等々色々なメリットがあると言われていますし、イギリスにあるサセックス大学の研究では、読書をする人としない人を比較すると読書をする人の方がストレスが68%も低下するという結果もでています。
読書習慣が全然無かった子が本を読むようになったきっかけは高校生の時の国語の時間。夏目漱石の「こころ」だったという話もあります。
どうしても親は常に本を読んで欲しい。読書をするメリットを考えてしまいますが、本を読むきっかけは大きくなってからもあります。
習慣をつけたいと思う場合は幼少期から少しずつ新しい本に出会えるきっかけを作っていくことが大切です。

エイターママ
小学5年生(娘)の母。両家の祖父母が遠方なため、典型的な核家族。

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