発達グレーで通常級にするか支援級にするか悩む場合、一般的には年長のちょうど6月ごろから小学校を見学できますよね。現在小学3年生の我が息子は、ADHDの疑いあり、社会性も低くコミュニケーション部分で心配なのですが、小学校入学前に同じ発達障害グレーっ子ママからはいろんな学校の支援級の話、通常級の話を聞く機会があり、とても心強かったのを覚えています。本当に学校によってちがうんだな~と実感したので見学時のポイントをまとめてみました。
ポイント1:支援級は知的・情緒等のクラスが分かれているか
支援級が「知的」「情緒」で教室が分かれている学校と「知的」クラスと「情緒」クラスが同じ教室で運営されている学校があります。どちらの方がいいかは子供の特性によって変わると思いますので、通う予定の学校がどのように支援級を運営しているか見学しておいた方がいいと思います。
※支援級だと確か「病弱」のクラスもあるところがあります。
ポイント2:支援級に在籍した場合「交流級」はいつから?
1年生から「体育」や給食など、通常級との「交流」があるところもあれば、基本は3年生からだったり、低学年のうちは一切やってないよ、と言われる学校もあります。
ポイント3:イベントは交流級で行う?支援級で行う?
支援級に在籍した場合、「遠足」は通常級(交流級)のみんなと行って、さらに支援級でも行くところもあれば、通常級(交流級)のみんなと同じところには行かず、支援級は別の場所に行きますというところもあります。通常級のみんなは水族館に行っているのに、支援級だと近くの公園という話も聞きました。「運動会」についても、体育は交流級でやっていないのに、運動会のみ交流級と混じってやりますというところもあります。
ポイント4:親はどこまでついていく?
支援級の場合、親が教室まで入って連れて行く必要があったり、また遠足も親と一緒が必須というところもあります。ここも学校によってさまざまだと思うので確認したほうがいいかと思います。
ポイント5:支援級に対する学校自体の方針は?
発達障害グレーっ子で、知的に遅れがない、目立たない場合など、まずは支援級に入れて慣れてから通常級へ、と考えるお母さんもいるかと思います。ただし、支援級→通常級への転籍については、学校によって結構方針が違うようです。一度支援級に入ると通常級へ転籍するのはかなり難しい(というかほぼない)、と答える学校と、そもそもグレーっ子なら、ゆくゆくは通常級への転籍を想定して対応してくれる学校とがあるようです。
長男が通っている学校では、宿題の量や授業のスピードが通常級と支援級では全然違うため、支援級から通常級への転籍はかなり難しいとのことでした。「ほぼない」とはっきり言われたので、逆にスッキリしました。
ポイント6:通常級1年生クラスの雰囲気は?
ご自分の住んでいる学区の学童数がどのくらいかというのはある程度ご存知だと思いますが、あくまで私が聞いた傾向ですが、マンモス校になるほど通常級の1年クラスの運営が大変そうなところが多い、というイメージでした。通常級でも授業中、立ち歩いたり、しゃべっている子が多いため、そういった学校だと発達障害グレーっ子でも、通常級でいけるかもと思えることがあるようです。
逆に児童数が少ない学校だと、授業中話している子や立ち歩く子はほとんどいないという場合が多く、発達障害グレーっ子は目立つかもしれません。
同じ市内の公立小学校でもいろんな話を聞くと「ここまで違うのか!」ということが多かったので、支援級を検討していて学校見学をする場合は、いろいろ聞いておく方がいいと思います!もちろん、その際、通常級も見ておいた方がいいのでそちらも忘れずに。
ともえ
今はグレーと言いたい小3男子の長男とフツーに見える年長の次男の二人を育てています。