元妻に会えた嬉しさを隠し切れない夫

妊娠中だからと家事もほとんどやらずわがまま放題のエリカさんにうんざりし始めたケイさんは、いつも陰で支えてくれていたリナさんを恋しく思い電話をかけるも、電話に出たジュリちゃんからリナさんには両片思いの男性がいると聞きショックを受けます。

後日、ケイさんとエリカさんはショッピングモールにベビー用品を買いに行きました。「やっぱり子どものために色々揃えたいよね～」とウキウキのエリカさんに対し、「あぁ、そうだね」と言いながらもあまり乗り気ではないケイさん。ブランドにこだわってベビー用品を選ぶエリカさんを見て「全部ブランドで揃える必要あるのか？リナはそんなこと言わなかった」とまたリナさんとエリカさんを比べてモヤモヤしていると、偶然リナさんの姿を見つけました。

リナさんを見つけたケイさんは、エリカさんが一緒にいるにも関わらず「リナ！」と笑顔で駆け寄ります。「え？」と驚くリナさんに、「久しぶりだね！元気だった？今日子ども用品買いに来てて」と話しかけるケイさん。自分が声をかけたらリナさんは喜ぶと思っている様子。

なんとか一緒にいたいと思うあまり「もしよかったら、アドバイスも聞きたいから一緒に・・」とリナさんを誘うケイさん。リナさんが「何を言ってるの？」と呆れていると、「ママ～選べた？」とジュリちゃんとカンタくんがやってきました。

「あっ。ジュリとカンタも一緒だったんだ？いっ、今からごはんとか一緒にどう？」と懲りずにリナさん達を誘うケイさんに、ジュリちゃんが「あ～。今日はママの彼氏のお誕生日でこれからみんなでゴハンなんだ～」とさらり。ケイさんは「えっ？」と固まります。

「エリカさんがいるのに私たちをごはんに誘うなんて、エリカさんに悪いでしょ！パパったら」ジュリちゃんはそう言ってケイさんを軽くあしらうと、「あっ・・」とまだ何か言いたげなケイさんを残して「じゃ～ね～」とリナさんとカンタくんと歩いて行ってしまいました。

家でも仕事でもずっと支えてくれていたリナさんと、何もせずわがままばかり言うエリカさんを比べ、リナさんを恋しく思い始めたケイさん。ジュリちゃんは「彼氏」と表現しましたが、実際はリナさんは付き合っていません。お母さんが恋愛をするつもりもないと話していることもジュリちゃんは承知の上でした。

ケイさんのやっていることはリナさんにもエリカさんにもとても失礼ですよね。ジュリちゃんは大切なお母さんを捨てたお父さんが、お母さんをずっと裏切っていたことを後悔すればいいと思っていたとのこと。嫌悪感など出さずに、笑顔で対応するジュリちゃん、大人の対応ですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。