[30]父の浮気|不貞行為をした夫に対して最後のけじめをつけに来た妻

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前回のお話

20年連れ添った夫ケイさんから、浮気相手エリカさんの妊娠を理由に離婚を切り出されたリナさん。高校生の娘ジュリちゃんはケイさんの浮気を知っており、離婚すると伝えるとケイさんについていくと言い出しました。ジュリちゃんはケイさんとエリカさんの新居に強引に自分の部屋を作らせたり、自分優先でご飯の準備や塾の迎えを頼んだりとやりたい放題で、エリカさんはケイさんに不満を漏らします。ケイさんがジュリちゃんに配慮してと頼むと、離婚の条件を提示して、公正証書にしてくれるならこの家を出て離婚にも協力すると交渉を持ち掛けました。ケイさんにとっては不利な条件ながら、新しい生活のためにと受け入れて離婚が成立。実はケイさんへの復讐を計画したジュリちゃんが友達の弁護士ママに相談した作戦だったのでした。それを知ったリナさんは驚き呆れながらも心から感謝。その後、ケイさんはリナさんがしてくれていた自営業の細かな雑務に追われ、エリカさんに頼むも、お礼状の準備や書類の整理を放置し、「リナさんにお願いしたら?」と提案。エリカさんに言われるがままリナさんに電話をかけ、「助けてほしい」と依頼したケイさんに呆れたリナさんは、業務を引き継ぐためにケイさんとエリカさんに丁寧に説明した後、「これは私のやり方だから、エリカさんの好きにやっても大丈夫だと思う」と言うと微妙な反応をするエリカさんが、「リナさんが変わらずにすれば・・」と言い出すと、「お断りします」とキッパリ。これまでどんな思いで起業したケイさんを支えて来たか、裏切って浮気ばかりするケイさんに「私の存在なんて無いのと同じでしょ?」と言いました。

1話目から読む

「母親になるんだからもう少し現実を見た方がいい」楽したい浮気相手に現実を

ケイさんに頼まれ、リナさんがこれまでやっていた業務をエリカさんに引き継ごうとすると、「私、子育てに専念したいんで、リナさんが今までと変わらずにすればいいんじゃないかと・・」と言い出しました。「リナがいいならぜひお願いしたい」と笑顔で言うケイさんに、リナさんは「それはお断りします」とキッパリ。これまでのことを思い返しながら「私の気持ち考えたことある?」と聞き返し、「私の存在なんて無いのと同じだったんでしょ」とリナさんが言うと、ケイさんは口ごもりました。

「離婚を切り出された時、すごくショックだった・・悲しかった。でもそれよりも空しくて、今までこの人のためにやってきたこと、全部無駄だったんだなって思ったの」そう言った後、

「そんな時に、そばにいて助けてくれたのがジュリとカンタだったの」リナさんがそう言うと、隣に寄り添うジュリちゃんとカンタくん。「子どもたちのために離婚なんてしない方がいいって思ってたけど、2人が後押ししてくれたのよ」そう言ってリナさんは涙ぐみました。

そして、「自分が苦労するようになって思い出しただけでしょ?私の事」そう言った後、「私、あなたたちを助けたいとは思わない。それに今、あなたといないほうがずっと幸せだって感じてるの」リナさんの言葉にケイさんは動揺しました。

「私に頼ることはもうやめて。今日来たのも最後にけじめをつけたかったから」キッパリと言うリナさんに、「そんな・・」と困ったように言うケイさん。「エリカさんも悠々自適な生活を送れると思ってるかもしれないけど、そんなにお金の自由はないわよ」

リナさんの言葉に「え?」と驚くエリカさん。「母親になるんだから、もう少し現実を見たほうがいいわよ」リナさんがそう言うと、「結婚したら、な~んにもしなくてもいいと思ってたんじゃない?エリカさん」とジュリちゃんが少しバカにしたような口ぶりで言うと、「ジュリ!そんなこと言うな!」とケイさんがジュリちゃんをたしなめました。

リナさんに雑用や子どもたちの世話を任せ、自分は好き勝手に浮気していたケイさんに離婚を切り出され、絶望していたリナさんは、子どもたちに後押しされ離婚を決意。ケイさんの虫の良さにうんざりし、「助けたいと思わない」と言った後、エリカさんに「そんなにお金の自由はない」とピシャリ。大変なことは人に任せて、楽して生活したいと思っていたエリカさん、そんな都合の良いことはないと身に染みて理解してもらいたいですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

最新のコメント
  • こ様 より

    ケイちゃんはエリカちゃんをお姫様扱いで繋ぎ止めてたんだよね…
    貢ぎ物も自由も提供出来くなったら離れて行くのちゃんと分かってるじゃん!
    「ジュリ!そんなこと言うな」ってセリフに現れてる(`⩌´)

  • ten より

    私なんて〜よよよ···ってこの元妻、大丈夫?もしかして未練ある?ってイライラしてたけど、ちゃんと断ち切る気はあるんだね。
    イマイチ怒りが感じられなくて元夫にすがりつかれたら受け入れそうなんだよな〜

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