面倒なことは元妻がやればいい

離婚した元夫ケイさんに頼まれ、自分がやっていた業務を引き継ぐために会社に来てケイさんとエリカさんに丁寧に説明したリナさんは、最後に「これは私のやり方だからエリカさんの好きにやっても大丈夫」とリナさんに伝えました。

すると、エリカさんは「あの～。私、これから出産控えてるし、子育てに専念したいんで。リナさんが今までと変わらずにすればいいんじゃないかと・・。ねぇ、ケイ」とさらり。

同意を求められたケイさんも「あ・・うん！リナがいいなら、ぜひお願いしたいんだ！」とにっこり。二人の身勝手な発言にリナさんは「はぁー」と大きなため息をつくと、「それはお断りします」ときっぱり。断られると思っていなかったのか、ケイさんは「ど・・どうして？」と驚きます。

リナさんはこれまでのことを思い返しながら話し始めました。「私、結婚してあなたが起業してからずっと支えてきたよ。いろんな我慢もしてた。それはあなたのためだと思ったし、子ども達の為だと思って私なりに頑張ってた」

「でも、私が気付かないことをいいことに、あなたはジュリが幼い時から浮気してたでしょ？そして今はエリカさんのお腹に子どももいる。私の気持ち考えたことある？」リナさんの話をエリカさんは黙って聞いていました。

「裏切られたこの気持ちわかる？私が夕飯作ったり、会社の雑用を手伝っているのが当たり前になって私の存在なんて無いのと同じだったんでしょ？」リナさんにそう言われて、ケイさんは「そんなことは・・」と口ごもります。

ケイさんに頼まれ、リナさんがケイさんの会社でやっていた業務をエリカさんに引き継ごうとすると、エリカさんは「私、子育てに専念したいんで、リナさんが今までと変わらずにすればいいんじゃないかと・・」と言い出しました。ケイさんも悪びれることなく「リナがいいならぜひお願いしたい」と笑顔で言うと、リナさんは「それはお断りします」ときっぱり。「どうして？」とケイさんに聞かれたリナさんは、これまでのことを思い返しながら「私の気持ち考えたことある？」と聞き返しました。「私の存在なんて無いのと同じだったんでしょ」とリナさんに言われたケイさんは口ごもります。
これまで何度も浮気を繰り返し、浮気相手に子どもができるとあっさりリナさんを捨てておきながら、自分が困ったときは平気でリナさんに助けを求めるケイさんの神経が信じられませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。