[26]父の浮気|夫に仕事の手伝いを頼まれた「誰か雇えばいいんじゃない?」自分が働くなんて思いもしない

アイコンイメージ
前回のお話

20年連れ添った夫ケイさんから、浮気相手の妊娠を理由に離婚を切り出されたリナさん。子どもたちのことを心配するも、娘のジュリちゃんは既にケイさんの浮気を知っていて、離婚すると伝えた時も動揺した様子はありませんでした。すると、ジュリちゃんが突然ケイさんについていくと言い出し、エリカさんとの新生活が台無しになるのでは・・・と心配するケイさんの嫌な予感は見事的中。強引に自分の部屋を作らせたり、エリカさんにご飯の準備や塾の迎えを頼んだりとやりたい放題のジュリちゃんに振り回されて限界を感じ始めたエリカさんに不満を言われ危機感を覚えたケイさんは、ジュリちゃんにもう少し配慮してほしいと頼み込みます。すると、提示する条件をのめるなら家から出て行くし離婚にも協力すると交渉を持ち掛け、提示された金額にうろたえるケイさんは、エリカさんと幸せに暮らすためと条件をのみました。その後、ジュリちゃんが提示した条件で公正証書が作成され、リナさんとケイさんの離婚はついに成立。たったひとりで復讐を計画していたジュリちゃんに、リナさんは思わず呆れ顔。しかし、すぐに表情を緩ませると「でも本当に助かった、感謝しかないわ」と心からお礼を伝えると、ジュリちゃんはそっと視線を落とし、「でも、パパたちこれから大変だと思うよ」と呟きました。その後、ケイさんは細々とした雑務に追われ、その度に「全部リナがやってくれていた」と考えていると、新しいバッグが入荷したからと出かけ、食事も作ろうとしないエリカさんからの連絡にモヤモヤしてしまいました。

1話目から読む

「今週末、レストランでディナーしない?」妻の提案に乗って来ない夫

離婚が成立したケイさんは、数日後、これまでリナさんがしていた仕事をこなし、さらに妊娠中のエリカさんを気遣いながら家事まで引き受けるという多忙な日々を送っていました。一方のエリカさんはというと、「出産したらできないことをしたい」と言い、ほとんど家事もせずに遊び歩く毎日。ケイさんは、これまで気づかなかったリナさんのたくさんの気遣いをひしひしと感じていたのでした。

「ただいま~」疲れて家に帰ったケイさんに、「お帰り~」とソファに座り、スマホから目も離さずにエリカさんが言いました。

そして、「ねぇ!今週末とか、このレストランでディナーしない?」とウキウキしながらスマホを見せるエリカさんに、「今、仕事が少し立て込んでて」とケイさんが言うと、「どうしたの?今までそんなことなかったでしょ?」と不思議に思いながらそう話すエリカさん。

「リナが手伝ってくれてた部分をやらないとなんだよ」と言った後、「あっ、エリカ、手伝ってくれないか?」とひらめいたとばかりにエリカさんにそう言うと、「えっ、でも結婚したら働かなくていいって・・」とエリカさんは動揺しました。

「そうなんだけど、リナが結構いろんなところをサポートしてくれてて」ケイさんの言葉に、「じゃ、誰かを雇えばいいんじゃない?」とエリカさん。

「人件費とか色々あるんだよ」と話すケイさんに、「ん~」と考えた後、「わかった!じゃ、私がやるね!」エリカさんが笑顔で言いました。

仕事の手伝いを、これまでリナさんがどれほどしてくれていたかを実感したケイさんが家に帰ると、顔も見ずスマホを触っていたエリカさんにレストランでのディナーを提案されてげんなりするも、エリカさんに手伝って欲しいと提案。「結婚したら働かなくていいって・・」と動揺するも、最終的に私がやると受け入れたエリカさん、リナさんのように、全方位に配慮できるような仕事ぶり、見せて欲しいですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

最新のコメント
  • こ様 より

    敵を欺くにはまず味方からとは言ったものだ。
    リサちゃんは戦うには甘すぎるような…
    間違いなくジュリちゃんを制止するだろうな…

  • ママ より

    別に妻が無料の優秀な家政婦として惜しまれても、夫から今までの上底が奪われても、別にスッキリでもないしましてザマァでもないよな…。これから夫がどん底の不幸になってもそれが夫の元々のポテンシャル。でしょ?

この記事をSHAREする