ワンオペ余裕?留守番夫[4]「パン全部無い」食べつくした夫も消えていた

朝、ゆうたくんを幼稚園に送った後、買い物や銀行などの用事を済ませて帰ってきたひかりさん。
「・・・」「・・・」「・・・」と無言のまま考え込んでいました。

ひかりさんの目の前にあったのは、空っぽになったパンの袋。「パン全部無い。残しといてって言ったのに!!」そして、「ってか帰ったら居ないとか・・どこ行ったの・・」と静かな怒りが。

そして、「ハァ・・せめてゴミくらい捨ててくれればねぇ・・」と祐二さんに呆れるひかりさん。すると、スマホが鳴り、「もしもしひかり~!?」と声が!「ゆき!?」と思わず聞き返すひかりさん。

電話の相手は、やっぱりひかりさんの高校からの友人ゆきさんでした。「マミから届いた?招待状!ちょっと前に話してたやつ!」そう言われたひかりさんは、「うん見た見た~!これこれ、もうそんな時期かぁ~。招待状だけでも、もうワクワクするよね」と言いました。

そして、「今住んでる所でするみたいだから、一泊か二泊してちょっと遊んで帰ろうかなぁ~って」ゆきさんの言葉を聞いて、「あっっ本当だ!!」とひかりさんが驚くと、「(笑)みゆも泊まる~って言ってたけど、ひかりはどう?」そう言われて「うん~ーーーーっ・・」ひかりさんは考え込みます。

そして、「ちょっと・・どうだろう」と考えてみる、と言ってはみたものの、不安が募りました。
「まだ子ども達小さいもんね・・。いつでも相談してー!」そう言われて「ありがとうー・・・」と答えたひかりさんは、

「じゃあまたね~」と電話を切った後、「・・考えるとは言ったものの・・県外・・泊まり・・とてもじゃないけど、これは・・無理なんだろうなあ」
ひかりさんは心の中でそう思っていました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。