[10完]浮気相手は娘と同じ年|浮気性の夫に三行半。嘘だらけの恋を乗り越えて前を向く女性にエール

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前回のお話

友達のアイさんが一途に想う年上の彼氏が自分の父親だと知ったサキさん。また同時にアイさんも本気で好きで結婚しようとまで言われていた彼氏が友達の父親だと知りショックを受けたのでした。父親のことを許せないサキさんは、帰宅してすぐに全てをお母さんに打ち明けました。

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浮気相手は娘と同じ年[10完]今度はいい恋をしてね

友達のこともお母さんのことも傷つけた父親を許せないサキさん。父親の頻繁な浮気でお母さんが悩んでいたこともサキさんは知っていたので、「お父さんに仕返ししたい」とお母さんに訴えました。

お母さんもまた、今までの浮気には何度も目を瞑ってきたけれど、娘と同じ年の子に悲しい思いをさせた今回の浮気は見過ごせないと考えていました。

「あなた達が社会人になってからって思ってたけど。もう別れてもいいかなぁ、お母さん。」と、サキさんに伝えたお母さんは笑顔を作っていましたが、その目には涙が溢れていました。
「私ももう、あの人をお父さんだなんて思いたくないよ。」と言って、サキさんはお母さんをギュッと抱きしめました。

それからしばらく経ち、お母さんとふたりで幸せに暮らしているサキさん。「アイちゃん、あれから大丈夫だった?」とお母さんが聞くと、「ウン!なんかあの人の本性も分かって、スッキリしたって!」とサキさんは明るく答えました。

「そう・・・でもサトシが傷つけたことに変わりはないから・・・。本当に申し訳ないわ。」と、いまでもお母さんはアイさんを心配していました。
ところがアイさんは、すっかり心を切り替えてもっと自分を高めると前を向いているようです。「留学費用、ありがとうって。」とアイさんからの言葉をお母さんに伝えると

「いいのよ。お母さんがしてあげられることはこれくらいしかないから。」とお母さんは笑いました。心の中で、(今度はいい子いしてね、アイちゃん)と願いながら。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
1歳7か月差の年子姉弟の日常を描いてます。

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