自称グルメの勘違い[7]義母の料理のコツを知っている義妹

「優奈の料理はなーんか違うんだよなぁ。みのりもお袋の飯食って育ったんだから分かるだろ?」
充さんの言葉に、「またこの話・・」とうんざりする優奈さん。

「でも・・我慢しなきゃ」と心の中で呟くと、
「頑張っているんだけど、なかなかお義母さんの味にはならなくて・・」そう言いながら、みのりさんにお味噌汁を差し出しました。

「みのりさ~、お袋の料理のコツ、なんか知らない?聞いても『目分量だから分からない』って教えてくれなくて・・」
そう呟く充さんに、「え?」とビックリしたみのりさんは、
「え?お兄ちゃんなに?なに言ってんの?」と何度も聞き返しました。

「だーかーらー!お袋の料理が美味い秘訣だって!お前知らないの?」
充さんが真剣に言う姿を見たみのりさんは、
「お兄ちゃん・・・それマジで言ってる?」と真顔になったみのりさんが充さんにたずねました。

そして、
「私お母さんの味再現できるよ?」みのりさんがそう言うと、
「え!?本当!?じゃあ優奈に教えてやってよ!」
充さんは、目を輝かせてうれしそうにそう言いました。
「じゃお義姉さん!明日買い物行こう!」と、みのりさんは意味深な笑顔で優奈さんに言いました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
3歳長男・0歳次男(R5.3月誕生)を子育て中のワーママです。