自称グルメの勘違い[10]自慢のお袋の味の真実を知った兄

優奈さんの手料理のすごさが全く分かっていない兄に、みのりさんはとうとう「お母さんの料理の味付けは顆粒だしとめんつゆ。煮物の大半はお惣菜だし・・・中華は合わせ調味料だよ?」と伝えました。
ですが充さんは「お袋、昔確かに『手を抜きたくないから出汁もちゃんととってるしレトルトも使わない』って言ってたぞ!?」と信じようとしません。

それを聞いたみのりさんは「プッ」と吹き出します。
そして大笑いしながら「やだーなにお兄ちゃんそんなの信じてたの?!あれ、周りに『ちゃんとしている母』って見栄を張るためだけの嘘だよ~?!」と言われてしまい充さんは何も言い返せず、ただ青ざめるだけでした。

みのりさんは更に「お義母さん働いてたでしょ?お腹空かせてる私達のために時短で簡単に味が決まるアイテム使ってたんだよ。お兄ちゃん、ヤバすぎ(笑)」と言いました。
充さんは今までずっと自慢だった「お袋の味」の正体を知り「うそだ・・・うそだろ・・・」と呟きました。

みのりさんは優奈さんの肩に触れながら「あんだけいっつも『俺、料理にはうるさいから』って散々アピールしてるけど・・・料理ぜーんぶお義姉さんに任せてるんだよね?ほんとは出汁の取り方一つわかんないでしょ?」と言いました。

そしてみのりさんは充さんに「もう知ったかはやめてお義姉さんに料理教えてもらいなよ!違いが分かるみたいな勘違い、恥ずかしいよ!」とズバッと言い切ったのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
3歳長男・0歳次男(R5.3月誕生)を子育て中のワーママです。