[34]初恋こじらせ夫|実家で家族の温かさを実感しつつ、夫に大切にされる存在になれなかったことに胸が痛む

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前回のお話

真面目で優しい夫正志さんと娘リマちゃんの家族3人で幸せに暮らしていた理恵さん。しかし、正志さんが同窓会に参加したのを機に幸せな毎日が崩れていきました。地主の息子である総一郎さんの妹聡子さんが離婚して地元に戻ってきたことを同窓会で知った正志さんは、聡子さんのサポートをするために週末のたびに地元に通うようになります。正志さんは徐々に家族よりも聡子さんを優先するようになっていき、2人の関係を疑い始める理恵さん。正志さんは浮気はきっぱり否定しましたが、「聡子を支えたいから離婚して欲しい」と唐突に離婚を突きつけました。話し合うこともせず一人で勝手に離婚を決めた正志さんにもう何を言っても無駄だと感じた理恵さんは離婚に同意。後日、離婚の条件を話し合うことになり、正志さんは義両親と、理恵さんはお父さんとお兄さんと参加。いずれは聡子さんと再婚して地元で暮らしたいとみんなの前で堂々と言い切った正志さんは、申し訳なさそうにする義両親とは対照的に終始不貞腐れた態度で、親権を主張する理恵さんに「養育費目当てか」と言いました。そして、理恵さんが提示した離婚条件をすべてのむ代わりに理恵さんから聡子さんに連絡をしないことが条件だと言った正志さん。それを聞いた理恵さんは、そこまでして聡子さんを守りたいのかとショックを受けました。正志さんはリマちゃんとの面会については触れもせず、義母が「私たちはこれからもリマちゃんに会えるのかしら?」と聞いたので理恵さんのお兄さんが祖父母には面会交流権はないと答えると、「俺から金をむしり取って、おやじとお袋にもこの仕打ちかよ」と自分のことは棚に上げ理恵さんが薄情者かのように言いました。

1話目から読む

私は夫の「家族」にはなれなかった

離婚条件の話し合いで、親権と今住んでいる家と、養育費として正志の退職金と家の預貯金を私が受け取ることを条件として提示した私。正志はその条件をすべてのむ代わりに、私から聡子さんに連絡をすることがないようにしてほしいと言いました。そして、これからもリマに会いたいと言う義両親に、祖父母には面会交流権がないと兄が伝えると、「俺から金をむしり取って、おやじとお袋にもこの仕打ちかよ」とまるで私が薄情者かのように言い放ったのです。そもそもこうなったのは正志が原因なのに・・。

自分の身勝手さを棚に上げて私に刺々しい言葉を投げかけてくる正志には終始腹が立ちましたが、話し合いは何とか終了。実家に行くと、張り詰めていた緊張が解けどっと疲れが押し寄せてきました。「お母さ~ん疲れた・・」とフラフラの状態で部屋に入ると、「理恵、お疲れ様。大丈夫・・?」と心配そうにお母さんが聞いてきました。

「うん・・。もちろん悲しい気持ちもあるけど大丈夫!」私は強がりでもなんでもなく、素直にそう答えました。

父は「いつでも帰ってきていいんだからな。理恵とリマぐらい父さんが面倒みてやる」と笑顔で言ってくれ「ありがとう。でも、私も親としてきちんと仕事を始めるよ」と言うと、兄も「俺、仕事のツテ探してみるから」と言ってくれました。離婚条件の話し合いのときもお父さんとお兄ちゃんがいてくれて本当に心強かったけれど、こうやって私のために色々と考えてくれるのは本当にありがたいです。

「ありがとう・・。今回の件で、家族のあたたかさが改めて分かった。本当にみんなありがとね・・」私が改めてみんなに感謝を伝えると、「ママー、これからがんばろうね!ママがお仕事するならリマもおうちのお手伝いがんばるから!」とリマが言ってくれました。

「リマ・・」リマの心強い言葉に涙ぐんでいると、なぜか私よりもお父さんが感動していて「リマはなんて良い子なんだ!」と号泣していました。

感動のあまりリマを抱きしめたお父さん。リマは「じいじ~くるしい~」と言いながらも嬉しそうで、そんな2人を見てみんなが笑顔になりました。

本当に家族ってあったかい・・。家族の温かさをしみじみと感じつつ、私は正志にとっての「家族」になれなかったんだな・・という思いが浮かんで胸がチクリとしました。

理恵さんのことを心から心配してくれる実家の家族。結婚して理恵さんの「家族」になったはずの正志さんでしたが、正志さんが心から心配するのは理恵さんではなく聡子さんだったのですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • 還暦おじさん より

    正志は、初恋の相手を過剰に美化して、理想と現実の落差に打ちのめされるのでは?
    そもそも、離婚理由が夫側のDVと言うのも怪しい。
    また、バツイチ、無職、財産なしの中年男を再婚相手に選ぶ女性がいるとも思えない。

  • きりこ より

    さてこれから「ざまぁ」な展開が待っているのか?
    大企業の肩書なくして、総一郎に受け入れられると思わないし、
    あっても聡子との結婚ではなく、総一郎のパシリだろうねw

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