[35完]夫の幼馴染|昨日の敵は今日の友。厄介な幼馴染は大切な友達になった

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前回のお話

修吾さんとの結婚が決まり幸せいっぱいのあやのさんの前に現れたのは、修吾さんの幼馴染の智美さん。自分も家族のようなものだと主張し顔合わせや衣装選びなどにも同席し失礼な言動を繰り返す智美さんは、修吾さんの家族に執着しているようでした。何かにつけて嫌がらせをしてくる智美さんにあやのさんは頭を抱えますが、智美さんの無礼を詫びながらも強く注意はしない義両親にもモヤモヤしていました。それは、幼い頃に母が出て行き、父から働くことも許されず社会との繋がりを持てず友達もいない不幸な境遇の智美さんに義両親が同情していたからでした。しかし、智美さんが修吾さん家族に執着するのは自立できていないからだと察したあやのさんの妹ふみのさんは、智美さんを街に連れだし綺麗に大変身させました。今まで知らなかった世界を知った智美さんは自立を決意し、これまでのことをあやのさん達に心から謝り、友達になって欲しいと言いました。その後、修吾さんの両親やふみのさんのサポートで仕事を見つけ一人暮らしを始めた智美さんは、バリスタになるという目標もでき前向きに頑張り始めます。

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人生は面白い。最悪な出会いだった人は大切な友達になった

家に居場所がなく幼馴染の修吾の家族に執着し、修吾の婚約者である私へ嫌がらせをしていた智美さん。でも、ふみのに背中を押され、自分の足で新しい一歩を踏み出す決意をした智美さんは、心から私に謝ってくれました。カフェでアルバイトを始めた智美さんは初給料で結婚祝いを贈ってくれました。修吾の話しでは、今はバリスタを目指して勉強も始めたそうです。結婚の挨拶で義実家を訪れ智美さんと出会ってから本当に色々なことがありましたが、もう不安や悩みはありません。

二週間後、私たちは無事ハワイで結婚式を挙げました。智美さんはビデオ通話で「あやのさん、おめでとう!!すごく綺麗・・!!」と涙ぐみながら祝ってくれ、私も「智美さん、ありがとう!」と思わず涙ぐみました。少し前までは悩みの種だった智美さんが、今は私たちの結婚を心から祝福してくれていることが本当に嬉しかったです。

そして帰国後・・。私たちは智美さんの部屋に遊びに来ました。「せっかくなら智ちんの淹れたコーヒー飲みたい~。マジ美味しいんだよねぇ」と図々しくお願いするふみのに、嫌な顔ひとつせず「もちろん!ふみちゃん、カップ出してもらえる?」と笑顔で答える智美さんを見て驚きました。いつの間に「ともちん」「ふみちゃん」なんて呼び合う仲になったの?私の知らない間に本当に仲良くなったんだなぁ。

智美さんは丁寧に淹れてくれたコーヒーを差し出しながら「二人とも改めて・・あの時はご迷惑をかけてごめんなさい。そして、今も仲良くしてくれてありがとう」と静かに言いました。「こちらこそ!」と返すと、智美さんは「・・ずっと自分を不幸だと思ってたけど、ふみちゃんに助けられて一歩踏み出して、今は本当に幸せです。・・生きるってこんなに楽しいんだって」と噛み締めるように言いました。

「もっと色んな人と出会いたいし、恋もしてみたい。いつかはお父さんともきちんと話せるように・・私、一生懸命自分の人生を楽しむよ!」そう言って笑った智美さんはキラキラ輝いて見えました。「うん・・うん!!一緒に楽しもうね!」思わず涙ぐむ私の隣では、ふみのが「智ちんいいこと言う~!!」と感極まって大号泣。

女子3人で盛り上がる私たちを見て、修吾は嬉しそうに微笑んでいました。智美さんとの出会い方は良いものではなかったけど・・、ふみちゃんのおかげで友達にまでなれた。そして、結婚して新しい家族との繋がりができて・・人生って本当に面白い!私はこれからもそう思えるようにいたいです。

婚約者の幼馴染である智美さんに初対面のときから何度も何度も悩まされてきたあやのさん。結婚は本人同士だけでなくお互いの家族とも付き合っていくことになるため、修吾さんや修吾さんの家族に執着する智美さんの存在はあやのさんにとって不安で仕方なかったと思います。でも、ふみのさんが背中を押してくれたことで自立を決意し、すぐに行動に移した智美さん。もしかしたら、智美さんはずっと変わるきっかけを探していたのかもしれませんね。前を向いてしっかり自分の足で歩きだした智美さんは、もう修吾さんの家族に依存することはないでしょう。厄介な幼馴染は、心から応援したいと思える友達になりましたね。これからもずっと良い関係でいられますように。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:みつけまま

最新のコメント
  • 小坊主 より

    智美は放置子の成れの果てだと思ってたから、実はまとも(一連のヤラカシは演技)だった事に結構ショックを受けてるんだけど…。
    普通、嫌がらせであそこまで出来る?
    母親を責めてる人がいるけど、責められるべきは父親じゃないの?
    子供を捨てて逃げなきゃならないほど、追い詰められていたって事でしょう。

  • みんみん より

    やっぱり、程よい人間関係には程よい距離感が必要。
    夫の両親も夫も、智美には『近すぎ』た。近すぎて逆に動けなくなってしまった。
    夫も妻である主人公も、近しい故にいらない感情が出てきてしまう。
    だから殆ど他人の主人公の妹だけが、客観的かつ『未婚の娘』という共通項と持ち前の性格で、突き進めた。
    智美にとっても、余計な感情を持たずに接せる絶妙な立場だし、おそらくふみのは『上から目線』の説教的発言をしなかったんじゃないかな。

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