[28-1]愛した人はモラ夫でした|妻をかわいそうな人呼ばわり
「じゃ、私先に朝ご飯いただきまーす」と、ユウコさんはまるでお手伝いさんに言うかのように私に言いました。唖然としていると、ユウコさんは「タクマさんの為に家事代行サービスの代わりやるんですよね?カナコさん。」ププッと笑いながら言いました。私は言葉が出てきませんでした。
不本意ながらもユウコさんの朝食を準備して出すと、ユウコさんは追い打ちをかけるように言いました。
「なんだか、かわいそうな人ですね、カナコさんって。だって知ってるんでしょ?カナコさんの代わりに私とタクマさんが何をしているか。」
「それは・・・」私は何も言い返せませんでした。「でも、私そろそろこの家、出ようかな~って。」「えっ!?」この前は、夫がもう必要ないと言うまではいると言っていたのに。「タクマさんのこと取るって思いました?ある意味もう取ってるけど。」と、ユウコさんは意地悪く言いました。
「カナコさんの代わり」の現実を突きつけられた上に出て行くと言われ、動揺を隠し切れませんね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。