[45]初恋こじらせ夫|今も昔も元夫の恋は一方通行。女性は日本を発ち戻らない。

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前回のお話

美沙さんの「正志君、聡子がいなくなったら『より戻したい』って言ってこないかな。」と言う言葉を聞いて引っ越しを決意した理恵さん。家族の協力を得て無事引っ越しが完了しました。リマちゃんと荷解きをしていると美沙さんから電話がありました。理恵さんが電話に出ると美沙さんは少し焦った様子で「正志君から連絡きてないよね?」と言いました。理恵さんがきてないことを伝えると美沙さんはホッとした様子で「実はさ・・・正志君が警察沙汰になって。」と伝えました。

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恋こじらせ夫[45]伝えられた真実

美沙さんは「聡子、総一郎に『息子を夫に会わせてくる』って伝えてそのまま3人で海外に行ったみたいなの。もちろん聡子の両親は知っていたんだけどさ。総一郎には海外行くことは言わなかったみたい」と話しました。

「聡子が帰ってこない!!いつ帰ってくるんだ!?」と慌てる総一郎さんに正志さんも「もっ・・・もしかして旦那さんに監禁されているとか!?連絡も全然つかないし!警察に相談したほうがいいんじゃ・・・」と言いました。

総一郎さんも「そうだな!!」と言うと後ろから総一郎さんのお母さんが「もう止めなさい!」と言います。

総一郎さんが「なんだよ?お袋と親父は聡子と航が心配じゃないのか?」と聞きます。

するとお母さんは「そうじゃない・・・聡子は旦那さんと航くんと3人で海外に行ったよ。もうここには戻ってこない。」と言いました。

それを聞いて「え?」ときょとんとする総一郎さんと正志さん。

続けてお父さんが「この家も買い手が決まった。他の土地は佐伯さんが駐車場にするからって買い取って貰えたんだ」と話しました。

総一郎さんは「そんな勝手なことどうして!?」と青ざめます。

お父さんは「勝手なことじゃない!!お前の相続分は渡してただろ?」と怒鳴りました。

なにも言えなくなった総一郎さんにお父さんは「とにかく・・・私たちはもうシニアマンションへの入居が決まってるから総一郎も身の振り方をしっかり考えなさい。」と言いました。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi

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