[39]初恋こじらせ夫|毎週家に来る「ただの知り合い」が我が子の父親のようにふるまう恐怖

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前回のお話

聡子さんは同窓会の日、兄の総一郎さんに同級生の美沙さんも来ると言われ総一郎さんの同窓会に行くことにしました。ですが、聡子さんの予定がずれてしまい行った頃には同窓会は終わっており会えたのは正志さんと総一郎の同級生数人でした。聡子さんと総一郎さんが帰ろうとしていると正志さんは聡子さんに「総一郎から色々と大変だったって聞いたけど困ったことない?」と話しかけました。聡子さんは「息子と一緒なので大丈夫です。」と話を流し、総一郎さんとタクシーに乗って帰りました。聡子さんは理恵さんたちに「実は昔、橋本さんからお手紙をいただいたことがあって・・・毎日何通も」と手紙が毎日届けられたことと下校時に何度か後をつけられていたことを明かしました。

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初恋こじらせ夫[39]毎週来るようになった恐怖

「ですが、同窓会以降週末ごとに橋本さんが家に来るようになりました。兄に呼ばれて新しい会社について話したりしていたそうです。」

「そのうち、兄と一緒に息子の航を遊びに連れて行ってくれるようになりました。でも・・・」

「当たり前のように実家に来て航の父親のようにふるまったりするので少し怖くなってしまって・・・それに兄も、橋本さんを私の夫のように扱い出して再婚をほのめかすようになって」

「正志にだったら聡子を任せられるよ!」と総一郎さんが正志さんに言っているところを陰から聞いていた聡子さん。

「橋本さんとはいつも挨拶程度しか話していないのに・・・私、怖くなって・・・家の中ではなるべく会わないように橋本さんを避けて過ごしていました。しばらくして、兄から橋本さんが離婚したと聞きました。橋本さんと裕二君が仲が良いことは知っていたので事情を知っていそうな美沙に急いで連絡をしました。」と聡子さんは話しました。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi

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