初恋こじらせ夫[38]同窓会の当日の出来事


聡子さんは同窓会の日、兄の総一郎さんに同級生の美沙さんも来ると言われ総一郎さんの同窓会に行くことにしました。

ですが聡子さんの予定がずれてしまって行った頃には同窓会も終わっていました。

結局美沙さんと裕二さんには会えず、会えたのは正志さんと顔見知りの総一郎さんの同級生数人でした。

総一郎さんが呼んでいたタクシーが到着し、聡子さんがその場を離れようとすると正志さんが聡子さんに「あっあのさ・・・総一郎から色々と大変だったって聞いたけど困ったことない?」と声をかけられました。
聡子さんは「えっと・・・息子と一緒なので大丈夫です。」と話を流しました。

聡子さんは「実は・・・昔、橋本さんからお手紙をいただいたことがあって・・・毎日何通も・・・」と話始めました。
美沙さんは「毎日?何通も・・・?」と驚きます。
そして聡子さんは「うん、学校では下駄箱や机に。家のポストにも入っていて・・・」

「あとは、下校する時後を何度かつけられたり・・・そんなこともあって、橋本さんのことが少し怖くなって」と言いました。
理恵さんは「それって・・・正志はストーカーだったってことですか?」と聞くと「あっ・・・いえ、兄を通じて元々知り合いでしたし、お互い学生でしたのでそこまでではなかったと思うんですが・・・」と言いずらそうに答えました。

聡子さんは久しぶりに正志さんに会った時、学生時代のことを思い出してつい身構えてしまっていました。
ですが、帰り道のタクシーで総一郎さんから正志さんにも家庭があり、地元を離れて大企業に勤めていることを知り安心したのでした。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi