初恋こじらせ夫[2]同級生の妹が暴力を振るわれ離婚したと険しい表情の夫


そして正志さんが同窓会から帰って来る日曜日の夜のこと。「ガチャッ。バタンッ」玄関から音が聞こえて「あっパパだ!」と気づいたリマちゃん、そして「おかえり~」と2人で声をかけるも、「ただいま・・」と小声で言いながら正志さんが帰って来ました。

「あれ?元気ない?」いつもと様子の違う正志さんを見ておかしいと思った理恵さん、すると「パパ~、今日はママとがんばって餃子作ったんだよ!」リマちゃんが正志さんに言いました。すると「おおーすごいな。ありがとう。でも、ちょっと疲れたから・・休んでから食べる」と答えた正志さん。

いつもと違うパパの対応に「パパ・・どうしたんだろう」と呟くリマちゃん、そんなリマちゃんに「運転で疲れたのかもね。先にママとご飯食べよっか~」と声をかける理恵さん、「うん・・」リマちゃんはそう答えたものの、なんとなく腑に落ちない様子でした。

そして夕食が終わった後、キッチンにやって来てお茶を飲もうとする正志さんに、「あっ正志、少しは眠れた?大丈夫?」と声をかけた理恵さん、「・・あぁ。餃子悪かったね」と答える正志さんに、「正志の分、冷蔵庫に残してあるけど食べる?」そうたずねると「今はいいや。明日食べる・・」と正志さんは素気なく言いました。

元気のない様子に心配になった理恵さんが「同窓会で何かあった?」とたずねると、「実は、総一郎の妹の聡子が離婚して地元に戻って来たらしくって・・」突然話し出した正志さんの言葉に「あっ・・そうなの?」理恵さんはそうとして言えませんでした。

すると、「聡子・・暴力をふるう夫から、子どもを連れて逃げてきたらしい」正志さんは深刻そうな顔でそう言いました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi