[6]夫の嫌いなところ|義母が来てから伝える「今日母さん来るよ」夫が散らかした部屋を嫁が叱られ片付ける

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前回のお話

ナズナさんは、夫ツカサさんが無意識にする行動にストレスを募らせていました。何度言ってもリビングに放置するペットボトルや、自分があまり食べたくない夕飯のメニューだと、「食べるものがない」と言って、食事を作ったナズナさんの目の前で平気でカップラーメンを食べること。それに、帰宅するとカバンや服を脱ぎながらリビングに行き、あちこちに脱ぎ捨てられた洗濯物は「後で片付ける」と言って、今まで片付けたことがありません。翌朝平気で「これ片付けといて」と言い残しサッサと家を出るのです。夫の嫌いなところが目につくナズナさんは、今日も溜息をつきました。

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夫に言えよ。内心思っても夫は他人事

ある日の週末、リビングでくつろぐツカサの前には、相変わらず放置したペットボトルが散乱していました。インターホンが鳴ったタイミングで「あっそうだ、今日母さんが来るよ」とツカサが言ったので私が焦ったのは言うまでもありません。

「こんにちは」とリビングに入ってきた義母の目に入ったのは、慌ててペットボトルのゴミの山を片付ける私の姿です。「す、すみません散らかってて」と苦笑いする私を無言でじっと見つめる義母。

「うそでしょ?よく耐えられるわね、この状態。」信じられないというけげんな顔で義母が言うので、「ははははは・・・」渇いた笑いしか出てこない私です。

義母はその場に立ったまま「すぐに片付ければこんなことにならないのに。衛生的に良くないんじゃない?こんな汚い部屋。」と私に向けての説教を始めました。そして「私は無理!ゴミを溜めておくなんてムリムリ」と言い捨てました。

「ですよね、すぐに片付けて欲しいんですが」と笑顔で返す私の心は「息子に言えよ」という気持ちでいっぱいでした。私の言いたいこと、義母に伝わったかしら。部屋を汚くする張本人のツカサは、のん気に笑って「気になった方が片付ければいいよね?」と他人事。自分で片付ける気は1ミリもない言い方が本当にイラッとします。

「母さん来るよ」ではなく、「母さん来たよ」ですよね、これは焦るナズナさんの気持ちがよくわかります。義母はとても綺麗好きなようですが、なぜツカサさんが散らかし放題の部屋で平気なのか不思議ですし、ツカサさんが置きっぱなしのゴミでナズナさんが義母に責められているのに、笑顔で見ているなんて酷いですよね。

※本コンテンツ内の画像の一部は、生成AI(Adobe Firefly)を利用して作成しています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:YUKA
3人の子持ちのイラストレーターです。教員免許あり
育児理論を分かりやすくして漫画にしています。

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