[9]夫家族と遺産トラブル|勝手な約束「妻の遺産が入ったら家を建てる」義家族と同居の企てにとっとと家出

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前回のお話

不慮の事故で父親を亡くしたシノブさんは遺された母親を心配し、葬儀の後もしばらくは実家で母親のそばにいました。幼馴染のミホさんとミホさんのお母さんの心強いサポートもあり、母親も気丈に振る舞うように。夫ナオヤさんは「一緒にお義母さんを支えよう」と言ってくれましたが、義両親は葬儀にもかかわらず、会社役員だったシノブさんの父親の遺産や慰謝料など、お金の話ばかりし、義両親の真の姿を理解したシノブさん。久しぶりに実家から自宅に戻ると、勝手に家のモノを使い、散らかし放題でくつろぐ義両親と義姉の姿を見て絶句。ナオヤさんを責めるも、「家族なんだから」と全く響かずモヤモヤだけが残るシノブさん。その夜、突然ナオヤさんが「あの家お義母さんには広すぎない?」とマンション購入を提案。その上シノブさんのお父さんの遺産について口を出し、「お母さんが困窮してうちを頼ることは絶対にないくらいあるから」とシノブさんが言うと、「え?そんなに・・?」と驚くナオヤさん。それから一週間後、自宅に帰ったシノブさんは、家の中で寛ぐ義両親を見てビックリ!「遺産がかなり入るそうだから、みんなで住む家を建てたらどうかと思って」と言う義母に絶句するシノブさん。「いい考えだよな」と笑顔で言うナオヤさんに呆然とし、「父の遺産はお義父さんたちには何の権利も関係もないお金だけど?」と冷静に答えると義両親が猛反発。ナオヤさんがシノブさんをなだめるも、「同居とか考えたことないしありえないから」と冷たく言い放ったのでした。

1話目から読む

「新しい家を早く決心してね」義姉から脅しのメッセージが

突然義両親に押しかけられた上に、父の遺産で新しい家を建てると言われ絶句。ナオヤまで「いい考えだよな」と言い出してもう我慢の限界!「お義父さんたちには何の権利も関係もないお金だけど?」と言うと、「みんなで住む家を建てたら良いこと尽くめだろ?」とナオヤが必死になだめようとするのを、「ありえないから」と言い放ったのでした。

それから1か月後のこと。
スマホが鳴ったので見てみると、
「そろそろ落ち着いた?パパもママも、新しい家をすごく楽しみにしてるんだからね。早く決心してね。こちらも、待つには限度があるんだけど」
義姉からのメッセージでした。

その夜、「ただいま~」帰って来たナオヤを捕まえて、「ちょっと、コレ何なの!?」と詰め寄ると、

「姉ちゃんってば・・あれほどシノブには連絡するなって言ったのに」とため息をつくナオヤ。
「どういうこと!?私、家を建てるつもりなんてないって言ったよね?」と慌てて言うと、

「でもさ、[シノブが遺産を受け取ったら、家を建てるから』って約束したんだよ」と真顔で言うナオヤに、「どうしてそんな話になってるの?信じられない!」怒りに震えながら家を出た私は、

「・・て、うちに来たってわけ?」そう聞くのは幼馴染のミホ。そう、家を飛び出した私はミホの家に来たのでした。
「うん、突然ごめん」そう言って謝ると、ミホのお母さんが飲み物を運んで来てくれました。

一か月後、突然送られてきた義姉からのメッセージには、「家を建てるのを早く決心して。待つのも限度がある」と書かれていて、シノブさんはビックリ!すぐさまナオヤさんを問い詰めると、「シノブが遺産を受け取ったら家を建てるから」と義家族に伝えたと言い、「信じられない!」と家を飛び出したシノブさん、本当、ナオヤさんの思考回路はとてもじゃないけど信じられませんよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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