妻の実家には想定よりはるかに資産があることが判明した

私が知らない間にナオヤが家に泊めていた縦横無尽に振舞う義父母と義姉が帰ってホッと一息ついた私。ナオヤは距離感が近いからと笑って言いましたが私にとってはそういう問題ではありません。
父が亡くなってひとりになり、愛犬のリラと暮らす母の今後の生活を心配してくれたナオヤに、金銭面では全く心配することが無いと伝えたのですが、その夜、ナオヤが「お義母さんにはあの家広すぎない?」と実家の話をしてきました。突然どうしたの?微妙な顔をしている私にナオヤは説明を続けました。「1人であんな広い家、防犯的にも危なくない?」

「だから売却して、代金を半分に分けて、お義母さんにはそのお金でマンションでも買ってもらえば?」と、そんなことを考えてたの?私の実家のことを?勝手に?私は困惑しつつも「リラもいるし。お父さんが買った、家族の思い出のある家だし、引越すわけないじゃん。」とハッキリ伝えました。

実家を売るなんて、どうしてそんな事をナオヤが言うの?母と私はそんな話をしたことも無かったのです。それに、もし家を売ったとしても、そのお金は母のものだから、私が半分受け取るなんて、考えてもいませんでした。お金のことをナオヤに伝えると、不思議そうな顔をして「だって、お義父さんの遺産は、シノブとお義母さんで半分に分けるんだろ?」と言いました。

ナオヤは昼間に伝えた株や生命保険のことも持ち出して、「もらわないと損じゃん。」と平然と言ったので私はドン引きしてしまいました。それでもナオヤは当然のことを言っている、という口ぶりで「固定資産税もいるし。あの家だと相当高いと思うよ。お義父さんの財産だけでやっていけるの?」とスマホを片手に・・・何をそんなに調べているの?

ナオヤはまだ母が1人で暮らしていくことを心配してくれているのかな、と思った私は、ナオヤに安心してもらおうと実家の状況をもう一度伝えました。「お母さんが困窮してウチを頼ることは絶対にないくらいはあるから。」そう言って笑うと、ナオヤは意外にも「え・・・?そんなにあるの?」と驚いたようでした。
シノブさんの実家は相当な資産家だということがわかりました。「そんなにあるの?」と驚いた様子のナオヤさんは単純に驚いたのか、金銭面でのサポートが不要なことに安心したのか、心中がまだはっきりしません。例えお母さんのこれからの生活を心配してのことであっても、大切な思い出の家を売却することを考えるのはナオヤさんではなくお母さんとシノブさんですよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
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