[3]夫家族と遺産トラブル|父親の死で帰省している嫁の居ぬ間に家に泊まり込み我が物顔でくつろぐ義家族

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前回のお話

父親が事故に遭ったと知らせを受けたシノブさんは、急いで病院へ行きますが間に合わず、最期を看取れずにお父さんは亡くなってしまいました。悲しみに暮れるシノブさんとシノブさんのお母さんのもとへ駆けつけた夫ナオヤさんは、「一緒にお義母さんを支えよう」と言ってくれましたが父親の葬儀に参列した義両親は立派な祭壇や花輪を見て「遺産がそうとう入る」とニヤニヤ。そういう人だったのだとシノブさんはドン引きしました。葬儀後、お母さんのことを家族のように心配してくれる幼馴染のミホは、「シノブの義実家のことを悪く言いたくないけど」とあらためてシノブに伝えたいことがあるようです。

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お金の話ばかりする義両親にドン引き

父親が亡くなってしばらくは実家で母と過ごしていた私。幼馴染のミホとミホのお母さんがサポートしてくれるのでとても有難く、優しさに涙した私です。母も「しっかりしないとお父さんに叱られちゃう」と気丈に振る舞っていました。ミホと2人になると、思い切ったようにミホが「シノブの義家族を悪く言いたくないけど」と切り出し、「おばちゃんに『事故だったら慰謝料も出るんですか』みたいな質問してたよ。さすがにナオヤさんが止めに入ってたけど・・・」と、葬儀での義父母の行動を教えてくれたのでした。葬儀に参列してすぐに慰謝料の話をしてニヤニヤしていた義両親のことを思い出し、私はまたしてもドン引きしてしまいました。

「ちょっと気をつけた方がいいよ。」と忠告してくれたミホに「うん、分かった。ありがとね」と伝えながら、心の中では、まさかお母さんにまでお金の話してたなんてと、どんよりしていました。

久しぶりに帰宅すると、玄関には靴がいっぱい。「ただいま~。あれ、誰かいるの?」と不思議がる私を出迎えてくれたナオヤが「あぁ・・・うん」と、少し焦った様子。

それもそのはず。リビングに入ると、食べ散らかしたビール缶やおつまみの袋が散乱して汚部屋と化した中に、義両親がくつろいでいたのです。「あら~シノブさん、帰って来たのね。」と、まるで自分の家のように言う義母と、「おぉ、お帰り」すでに酔っ払いの義父。何この状況!!私はその場に立ちスクしてしまいました。

そこへ、「お風呂お先ぃ」とさっぱりした義姉までもが「あ、シノブさん帰って来たんだ。パジャマ借りたよ~」と、勝手に私のお気に入りのパジャマを着て現れたのです。

息子の妻の父親が事故で急死したにもかかわらず、その葬儀でお金の話ばかりしてニヤニヤしていた失礼な義父母。そこに義姉までも加わって勝手に家に泊まり、自分の家のように飲み散らかしているなんてドン引きですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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