新居が夢と消え再婚を迫る元夫

私達が離婚していることを知って愕然とするナオヤ。動揺を隠し切れない様子で私を責めました。「父さんや母さんが、どれだけがっかりするか分かってんのか?」そもそも私はお金を受け取る気がないと言っていたのに、勝手に家を建てると盛り上がっていたのはあなた達。「そんなの私の知ったことではないで~す。」

「他人の遺産に集ろうとしないで、アユミさんと2人で頑張ればいいんじゃないですか~?」と言ってやりました。ナオヤが「バイトしかしてない姉ちゃんとなんて無理に決ってるだろ」と言う通り、ずっと実家に住み、たいして働きもせず推し活ばかりしているアユミさんとでは無理だよね。知ってる。

ナオヤは相当焦っているようで、「な、話し合おう。そうだ、もう一度結婚しよう」と仰天発言。「明日役所に行って、婚姻届け出してくるから」と必死です。そんなにお金が大切?自分のではないのに!?
私の名前を勝手に書いて出したら犯罪なこと、それから不受理届をちゃんと出してあることを伝えました。

だんだん弱気になり、「俺が悪かった。とりあえず、1回話そう。帰ってきてくれ」と簡単に言うナオヤに、「離婚成立してるって、分かってます?」と伝えました。それに、そちらに行くのは無理。だって私たち、離婚祝いの沖縄旅行に来てるんで!

絶句するナオヤは無視して、スマホを動画に切り替えました。「沖縄サイコー!」「まぁ、ナオヤさん。ご無沙汰しております。」そこに写っているのは母と愛犬リラ、そして近所でずっと寄り添ってくれた幼馴染のミホ、ミホのお母さん。みんな最高の笑顔です。
シノブさんの遺産を勝手に期待して勝手に家を建てる計画を練っていた義家族。お金のことばかり・・・しかも他人のお金に集る人達ときれいさっぱり縁を切ることができて良かったですね!
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
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