[13]夫家族と遺産トラブル|「やっぱり親孝行は大切」に大賛成。夫の考えを理解した妻と新居に沸く義家族

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前回のお話

不慮の事故で父親を亡くしたシノブさんは遺された母親を心配し、葬儀の後もしばらくは実家に。幼馴染のミホさんとミホさんのお母さんの心強いサポートもあり、母親も気丈に振る舞うように。義両親は葬儀にもかかわらず、会社役員だったシノブさんの父親の遺産や慰謝料などお金の話ばかり。久しぶりに実家から自宅に戻ると、人の家で勝手に寛ぐ義両親と義姉の姿を見て絶句。その夜、突然ナオヤさんが実家を売ってマンション購入を提案するも、「うちを頼ることは絶対にないくらいある」とシノブさんの言葉に驚くナオヤさん。それから一週間後、自宅にはまた義両親が!遺産がかなり入るから、みんなで住む家を建てたらと言い出す義母に反論すると猛反発。「同居とかありえないから」シノブさんが冷たく言い放ってから1か月後、義姉から「早く家を建てる決心してね」とメッセージが!呆れたシノブさんが家を出て幼馴染のミホさん家に駆け込むと、それから少ししてシノブさんのお母さんの家に、ナオヤさん家族が向かっていると言われソワソワ。ミホさんのお母さんが撮ってくれた動画を見ると、ナオヤさん以外の義家族3人が家の前に立ちはだかる姿が!警察を呼んで何とかなったものの、居ても立っても居られず、ナオヤさんに「話があるから」と言ったシノブさんが自宅に帰ると、暗闇から出て来たナオヤさんが「とうとう決心したんでしょ」と一言。ハウスカタログを取り出すナオヤさんに家も建てないし同居もしないと言うと、こっちも我慢の限界と離婚届をヒラヒラさせるのでした。

1話目から読む

「キッチンは2つで二世帯」「ジャグジーもいいね」「畳にして」好き放題

翌日、ナオヤと話し合いをするために自宅へ帰ると、奥から出て来たナオヤに「ようやく決心したんでしょ」と義家族が押しかけたことも承知の様子。「家を建てる気も同居する気もないよ」とハッキリ言うと、我慢の限界と離婚届を取り出したナオヤさん。「本気なの・・?」と聞くと、呆れたように答えるのでした。

ナオヤに、「わかった。ナオヤの考えはわかったよ」と言うと、「わかってくれたの??」と嬉しそうなナオヤ。

そして週末。
「シノブさん、やっとわかったのか」義父がそう言えば、「ようやく嫁の自覚が出て来たのね、よかったわ」と義母も浮かれ、「もー、待ちきれなかった!」義姉も言いたい放題で押しかけて来ました。

そして、「キッチンは2つにして、二世帯にするのがいいかな・・」ナオヤがそう言うと、「その方がいいんじゃない?あと、2階にもお風呂つけてほしいな。私、気兼ねなく入りたいし」と義姉。義母は「ジャグジーとかもいいわね」とウキウキ。「わしの部屋は畳みにしてくれ」って本当自分のことばかり。

そこに帰った私が「やっぱり親孝行ってとても大切なことだね」と声をかけると、「だよね~」とナオヤ。すかさず「私、これから実家に戻るね」と言うと、ちゃんと聞こえていないナオヤに、

「お母さんや弁護士さんと、話し合わなきゃいけないし。来週には戻るから。ナオヤさんたちはお好きにどうぞ」静かに言い捨てるようにそう言うと、「遺産の協議とか、いろいろあるもんな。お義母さんによろしく伝えておいて」そう言って、私が帰るのも気にせず、新しい家のことを義家族で楽しそうに話し続けていたのでした。

「ナオヤの考えはわかったよ」とシノブさんが答えると、自分達の意見が通ったとばかりに、新しい家の内装について話し合う義家族たち。シノブさんが「やっぱり親孝行ってとても大切なことだね。私、これから実家に戻るね」と言うのもちゃんと聞かず、全て自分都合で捉えるナオヤさん、シノブさんやお母さんのことは何も考えず、どうしてそんなに都合良く物事が進むと思うのでしょうか。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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