「キッチンは2つで二世帯」「ジャグジーもいいね」「畳にして」好き放題

翌日、ナオヤと話し合いをするために自宅へ帰ると、奥から出て来たナオヤに「ようやく決心したんでしょ」と義家族が押しかけたことも承知の様子。「家を建てる気も同居する気もないよ」とハッキリ言うと、我慢の限界と離婚届を取り出したナオヤさん。「本気なの・・?」と聞くと、呆れたように答えるのでした。
ナオヤに、「わかった。ナオヤの考えはわかったよ」と言うと、「わかってくれたの??」と嬉しそうなナオヤ。

そして週末。
「シノブさん、やっとわかったのか」義父がそう言えば、「ようやく嫁の自覚が出て来たのね、よかったわ」と義母も浮かれ、「もー、待ちきれなかった!」義姉も言いたい放題で押しかけて来ました。

そして、「キッチンは2つにして、二世帯にするのがいいかな・・」ナオヤがそう言うと、「その方がいいんじゃない?あと、2階にもお風呂つけてほしいな。私、気兼ねなく入りたいし」と義姉。義母は「ジャグジーとかもいいわね」とウキウキ。「わしの部屋は畳みにしてくれ」って本当自分のことばかり。

そこに帰った私が「やっぱり親孝行ってとても大切なことだね」と声をかけると、「だよね~」とナオヤ。すかさず「私、これから実家に戻るね」と言うと、ちゃんと聞こえていないナオヤに、

「お母さんや弁護士さんと、話し合わなきゃいけないし。来週には戻るから。ナオヤさんたちはお好きにどうぞ」静かに言い捨てるようにそう言うと、「遺産の協議とか、いろいろあるもんな。お義母さんによろしく伝えておいて」そう言って、私が帰るのも気にせず、新しい家のことを義家族で楽しそうに話し続けていたのでした。
「ナオヤの考えはわかったよ」とシノブさんが答えると、自分達の意見が通ったとばかりに、新しい家の内装について話し合う義家族たち。シノブさんが「やっぱり親孝行ってとても大切なことだね。私、これから実家に戻るね」と言うのもちゃんと聞かず、全て自分都合で捉えるナオヤさん、シノブさんやお母さんのことは何も考えず、どうしてそんなに都合良く物事が進むと思うのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)


まだこの記事にコメントはありません。最初のひとりになってみませんか?