[1]夫家族と遺産トラブル|父親の急死で駆け付け母親を支えると言ってくれた夫

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父親が交通事故で急死。泣き崩れる妻のそばに優しく付き添ってくれている夫も、葬儀に来てくれた義両親や義姉も、口にするのが父の遺産の話ばかりだったら・・・。今回は、両家の家族から祝福されてナオヤさんと結婚し、義両親や義姉とトラブルもなく、平凡な生活が続いていくのだと信じていたシノブさんが、父親の急死で打ちひしがれている間もなく、相続する気のない遺産を巡って義家族たちとトラブルになってしまったお話です。

夫がそばにいてくれるから大丈夫と思っていた

私はシノブ、28歳。1年半付き合ったナオヤと、両親や友人に祝福される中、去年結婚しました。
義母や義父とは、つかず離れずの距離感でうまくやっているので、嫁姑問題も今のところはありません。
義両親と一緒に住んでいる独身の義姉とはあまり関わることがなく、世にいう嫁姑問題などもなく、平凡な暮らしが続くと思っていたけど・・・。

結婚後は実家の近くにマンションを借りて新しい生活を始めた私たち。平穏な生活は、突然かかってきた電話で一変しました。まさか父が事故に遭うなんて。

急いで病院へ駆けつけると、母が号泣していました。
最愛の父の最期に会えることなく、永遠のお別れとなってしまったのです。

母の手をギュッと握り、私たちは悲しみに打ちひしがれていました。
最後にお父さんと話したのはいつだったかな。結婚式のときは、あんなに嬉しそうにしてくれたのに。これから親孝行したかったのに・・・。
父の笑顔を思い出して、涙が止まりませんでした。

そこへ、「シノブ!」と駆け寄ってきてくれたのは、夫ナオヤ。連絡を受けて、急いできてくれたのです。父を亡くしてとても悲しいけれど、私には優しいナオヤがいます。母を心配する私に、ナオヤは「一緒にお義母さんを支えよう」と言ってくれました。頼りになるナオヤに感謝しました。

父の葬儀に、幼馴染のミホも来てくれました。小さい頃から家族ぐるみの付き合いのミホは、「シノブ・・・大丈夫?」と寄り添ってくれました。その時、「まぁ・・・立派な祭壇。大企業の役員だと、やっぱり違うのねぇ。」と、周りの雰囲気とは明らかに違うことを大きな声で言う女性が現われました。

突然、お父さんが逝ってしまい悲しみに打ちひしがれるとき、「一緒にお義母さんを支えよう」と言ってくれたナオヤさんはとても優しく頼もしいですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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