前回のお話
かおりさんがワンオペ育児で辛い思いをしていたときに夫のいちろうさんが後輩女性白石さんの仕事を手伝っていて忙しくて帰宅できなかったことを知り「じゃあ、あの時私が味わった苦労は、その女を楽させるためだったってコト？」と怒りが爆発するかおりさん。信じていた夫に裏切られ「意味分かんない！もう無理！」と叫ぶかおりさんでしたが、突然「うっ」と苦しみだします。
夫が育児をなめくさってる件［９０］
胸のあたりを押さえ、ガクッと膝から崩れ落ちるかおりさん。「かおり！！どっどうしたんだ！？」慌ててかおりさんを支えるいちろうさんが見たのは、かおりさんの青ざめて苦しそうな表情。
「う・・・うぅう・・・！！」痛みを堪え歯を食いしばるかおりさんの姿にパニックになりながらも、救急車を呼ぼうとスマホを手に取ったいちろうさん。そのとき、ベビーモニターからこはるちゃんの大きな泣き声が聞こえてきました。
「やばっ！！こはる起きた！！」目の前には苦しむかおりさん、そしてモニターからはこはるちゃんの大きな泣き声が聞こえてきてあたふたするだけのいちろうさん。「こ・・・こは・・・る、こはるに、ミ、ミルク・・・あげ・・・なきゃ」こはるちゃんの泣き声を聞いたかおりさんは、震えながらもこはるちゃんの心配をしてミルクをあげに行こうとします。
「わ・・・分かった！！僕がやるからじっとしてて！！」動こうとするかおりさんを止めながら、１１９番に電話をかけたいちろうさん。「火事ですか？救急ですか？」の問いかけに「あっあの！！妻が急に倒れて！！たすっ助けてください！！あとっ、子供にミ・・・ミルクあげなきゃいけないんです！！」とひどく動揺しながら伝えました。
目の前で妻が突然苦しみだすだけでも驚いて慌ててしまうのに、同時にこはるちゃんまで泣き出してしまいもうパニックのいちろうさん。そして、こんな状況でもこはるちゃんにミルクをあげようとするかおりさんに胸を打たれますね。救急車が早く到着してかおりさんが無事であることを祈らずにはいられません。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
［作者］くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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