前回のお話
妻のかおりさんに内緒で会社の後輩白石さんの仕事を手伝っていたことばバレてしまったいちろうさん、かおりさんに「私たちがやってるのはおままごとやゲームじゃない!育児なんだよ!大切なこはるの命を扱ってるんだよ!」と言われ、言葉を失ったいちろうさんは「全部僕が悪い」と反省しました。そして「白石さんの仕事を引き受けるのもこれで最後にする。僕もっとがんばるから!」と訴えると「仕事を引き受けるのもこれで最後にするってどういう意味・・!?」かおりさんが言いました。
夫が育児をなめくさってる件[85]
「仕事を引き受けるのもこれで最後にするってどういう意味・・!?」かおりさんにたずねられ「え?」と硬直するいちろうさん、「これで最後ってことは、今までにもあったって事だよね」かおりさんが言葉を続けます。
そして「一カ月前・・あなた会社で何してたの?」「あなたが育休を取り忘れて、私がワンオペ育児をしてたあの一カ月間・・」かおりさんは一か月前に遡って話し出しました。
「あなたは家に帰って来ず、会社に寝泊まりして仕事してるって言ってたよね・・」そして、「ずっと引っかかってた・・。いくらなんでもそんなに忙しくなる事あるのかって」
そして、いちろうさんの目を真っ直ぐ見据えると「『その女の仕事を手伝ってた』なんて言わないよね・・?」と言いました。
「仕事を引き受けるのもこれで最後にするってどういう意味・・!?」かおりさんに聞かれて驚くいちろうさんに、「これで最後ってことは、今までにもあったって事だよね」そう言った後で「あなた、一か月前会社で何してたの?」かおりさんはたずねました。頼りにしていたいちろうさんが育休を取り忘れ、なんとかワンオペ育児をこなしていたことを思い出しながらそう言うと、「会社に寝泊まりして仕事してるって・・いくらなんでも、そんなに忙しくなることあるのかって・・」そう言った後で「まさか・・『その女の仕事を手伝ってた』なんて言わないよね・・?」かおりさんに真っ直ぐ見つめられていちろうさんは絶句しました。
ずっとうやむやになっていた育休前のいちろうさんの労働環境。かおりさんの言う通り、長期間会社で寝泊まりし続けるほどのいちろうさんの仕事について、詳しく教えていただきたいですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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