これで最後にしようと思ってた。過ちを挽回するはずが自分の一言で窮地に立たされる育児なめすぎ夫[84]|くまおのマンガ堂

前回のお話
妻かおりさんに内緒で会社の後輩白石さんの仕事を手伝っていたことがバレてしまい「そんなことしてる余裕があると思ってるの?」と問われた育休中のいちろうさん。自分も育児ができるようになって十分上手く回ってると答えると、かおりさんは怒りで震え涙を流しながら「私たちがやってるのはおままごとやゲームじゃない!育児なんだよ!大切なこはるの命を扱ってるんだよ!」と訴えました。いちろうさんは自分の育児に対する心構えの甘さを突きつけられ言葉が出ません。

夫が育児をなめくさってる件[84]


「・・・本当に、本当に・・・ごめん」かおりさんの心からの訴えをひしひしと感じ、いかに自分の考えが浅はかだったかを痛感したいちろうさん。

「かおりの言う通り全部僕が悪い・・・自分でもようやく気付いたんだ。すぐに調子に乗る癖を直さなきゃダメだって。もっと家族に向き合うべきだって」家事や育児を疎かにしてまで白石さんに頼まれた仕事をしていたいちろうさんは、自分が今最優先しなければいけないのは家族だとようやく気付いたところでした。

「信じてもらえないかもしれないけど、白石さんの仕事を引き受けるのもこれで最後にしようと思ってたんだ」いちろうさんは、自分のダメな部分に気づき心を入れ替えたことを必死にかおりさんに訴えます。かおりさんは黙っていちろうさんの言葉を聞いています。

「お願いします!今回の彼女の仕事も断るし・・・僕・・・もっともっと頑張るから」そう言って許しを請ういちろうさんの言葉をふとかおりさんが遮りました。「ねぇ・・・仕事を引き受けるのも『これで最後』にするってどういう意味・・・!?」目に涙を浮かべながらいちろうさんに問いかけるかおりさん。かおりさんは、いちろうさんの「これで最後」という言葉が引っかかりました。
自分でもすぐに調子に乗る癖を直さなくてはいけないと反省していたタイミングでかおりさんから育児に対する心構えの甘さを突きつけられ、ようやく自分が本当に大切にしなければいけない事に気づいたいちろうさん。しかし、挽回のチャンスをもらうために口にした自分の言葉でさらにかおりさんを傷つけてしまうのですね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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