前回のお話
育休中の夫いちろうさんが娘のこはるちゃんのお散歩と称して公園で女性と会っていたことを見知らぬ男の子から聞いた妻のかおりさん。そして、いちろうさんと顔見知りだという男の子の父親の佐山さんもその場にいたことがわかると、かおりさんは「お話し、詳しく聞かせていただけますか?」と怒りに満ちた表情で静かに尋ねました。
夫が育児をなめくさってる件[77]
「ふぅ・・・そろそろやめないとな。マジで大変すぎるよこの作業・・・」かおりさんが公園で佐山さんと話している頃、自宅ではいちろうさんが後輩の白石さんから頼まれたプレゼン資料作成を必死でやっていました。
ふと作業の手を止めたいちろうさんは、「僕のすぐ調子に乗る癖、本当に直さないとダメだな・・・」と調子に乗って仕事を引き受けてしまったことを反省していました。
「僕が調子に乗って僕が大変なだけならいいけど、かおりやこはるにも迷惑かけちゃってるもんな・・・」と、自分が仕事を引き受けてしまったせいでかおりさんを休ませてあげられたはずの時間が無くなっていることを申し訳なく思っていました。
「白石ちゃんの仕事を引き受けるのもこれで最後にしよう。うん!今の僕は家族以外に割く時間は無いんだ!!」と、気持ちを改めたいちろうさん。「よっしゃ!せめてお昼ご飯は僕が作るぞ~!」と意気込んでいるところにちょうどかおりさんが帰宅しました。
自分がいま最優先しなければいけないことは何なのかに改めて気付いたいちろうさん、心を入れ替えかおりさんとこはるちゃんのために頑張ってくれそうですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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