前回のお話
会社の後輩白石さんから「助けてください!」とメッセージが届き、「なんとか助けてあげたい」と考えていた夫いちろうさん、数日後、こはるちゃんを抱っこして「じゃあ行ってくるね」とかおりさんに声を掛けました。「うん。本当にありがとう。気をつけてね」といちろうさんを見送るかおりさんは、「育児にも積極的に参加してくれて、自分からこはるのお散歩担当するって言ってくれるなんて」とすっかりいちろうさんを見直した様子。「今日はあの人の好きなハンバーグ作ってあげるか!」でも、かおりさんが思っていた頃、「白石ちゃん、今の僕を見て何て言うかなぁ」いちろうさんは、白石さんのことを思いながらドキドキしていました。
夫が育児をなめくさってる件[70]
こはるちゃんを抱っこして公園までお散歩に行くとかおりさんに伝えて家を出たいちろうさん、そこには「会社の後輩白石さんと会う」という目論見もありました。公園に到着しベンチで白石さんを待ついちろうさん、「あっ、先輩!やっほ~ぅ!」と向こうから白石さんがやってきました。
「お忙しいのにお時間取ってくださってありがとうございますぅ。とってもうれしいですぅ」といちろうさんに声をかける白石さん、そして「や、やぁ、久しぶり・・で、困ったことって何?」といちろうさんは会うなり用件についてたずねました。
「結構、家の事で大変でさ、大したことはしてあげられないと思うんだ・・」いちろうさんが話し終わらないうちに「わぁ!赤ちゃんだ!かわいい~!!」とこはるちゃんに近づく白石さん、「どうしてこんなにかわいいんですかぁ?そっかぁ!先輩にそっくりだからだぁ!」と一人ノリツッコミを繰り広げました。
そして「なんかぁ・・先輩もめっちゃカッコいいですぅ!まさにイクメンって感じですね!」といちろうさんをべた褒め。それを聞いて「なはは~!そんなことあるかもね~」いちろうさんは、デレデレしながら良い気分になりました。
こはるちゃんと公園までお散歩する、かおりさんにそう伝えて家を出たいちろうさん、それは「白石さんを助けてあげたい!」といちろうさんが考えた作戦でした。そして公園に到着して待っていると「あっ、先輩!やっほ~ぅ!」と向こうから白石さんがやってきました。挨拶もそこそこに「や、やぁ久しぶり・・で、困ったことって何?」と話を切り出すいちろうさん、「結構、家の事で大変でさ、大した事は・・」と話している途中で「わぁ!赤ちゃんだ!かわいい~!!先輩にそっくり!」と、こはるちゃんを見てうれしそうに言う白石さんに「先輩もめっちゃカッコいいですぅ~。まさにイクメンって感じですね!」と言われ「なはは~そんなことあるかもね~」といちろうさんはデレデレでした。
白石さんをなんとか助けてあげたい!とこはるちゃんまで連れ出して時間を作ったいちろうさん、悩んでいる様子のない白石さんは、いちろうさんに何をするつもりなのか、とっても気になりますね!
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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