前回のお話
妻かおりさんに「３日間であなたを育児ができる人間に変える！」と言われてから始まった夫いちろうさんのイクメン生活、こはるちゃんの寝かしつけにお散歩、ミルク、お風呂、と、かおりさんに教えてもらいながら、こはるちゃんの一連のお世話を体験したいちろうさん、そしてリミットの３日が経過しました。この３日間ほぼワンオペ育児をこなしたいちろうさんは、身も心も疲れ果てすっかりボロボロに。「寝たい。食べたい。寝たい。寝たい。寝たい。何もしたくない！」とさまざまな思いが頭の中を巡りながらも「かおり、何て言うかな。僕なりにがんばったけど、実家に帰られたらどうしよう・・」と不安になるいちろうさん、するとかおりさんから「この３日間のあなたをみて、本当に真剣に考えた結論が出たわ・・」そう切り出されました。
夫が育児をなめくさってる件［６７］
「この３日間のあなたをみて、本当に真剣に考えた結論が出たわ・・」かおりさんにそう切り出されたいちろうさんが身構えていると、「これからもよろしくお願いします」深々と頭を下げるかおりさんの姿が！「正直言って、ここまでやってくれるとは思ってなかったわ。私も厳しくしすぎた所もあったと思う。いろいろごめんなさい」
かおりさんはそう言った後で「これからも、家族３人で仲良くやっていきましょう」と笑顔を見せました。かおりさんの言葉を呆然としてきいていたいちろうさん。
疲れ切って生気のなくなったような表情から一挙逆転！笑顔を浮かべると「ありがとうかおり！僕こそ本当にゴメン！」「これからもよろしくね」そう言うと、かおりさんの手を強く握りしめました。
その後、「わっしょい！わっしょい！」と喜びを表現するいちろうさんとかおりさん。すると「ピロリン」スマホが鳴りました。その画面には「〇月〇日 新着メッセージ 白石みほ「先輩！助けてくださ～い！」と書かれていました。
「この３日間のあなたをみて、本当に真剣に考えた結論が出たわ・・」かおりさんに改まってそう切り出されたいちろうさん、「かおりさんに実家に帰られたらどうしよう」と身構えていると、「これからもよろしくお願いします」深々と頭を下げるかおりさん！「正直言って、ここまでやってくれるとは思ってなかったわ。私も厳しくしすぎた所もあったと思う。いろいろごめんなさい。これからも家族３人で仲良くやっていきましょう」かおりさんの言葉に一気に生気が戻ったいちろうさんは、「ありがとうかおり！僕こそ本当にごめん！これからもよろしくね」と伝え、「わっしょい！わっしょい！」２人で盛り上がっていたのですが、その横でいちろうさんのスマホにメッセージが！画面には「〇月〇日 新着メッセージ 白石みほ「先輩！助けてくださ～い！」と書かれていました。
こはるちゃんのために、かおりさんのために、と父親として夫として必死にがんばった３日間、どうか、たった１通のメールですべてが帳消しになってしまいませんように！
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
［作者］くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
----------
