娘の寝かしつけは任せてと大見得を切ったにも関わらずすっかり忘れて気持ちよく寝すごす育児なめすぎ夫[57]|くまおのマンガ堂

前回のお話
妻かおりさんにミルクを作ったことを褒められ、調子に乗ったいちろうさんは、その直後に「はっ!ヤバいヤバい!調子に乗ってるぞ僕!」と自分自身を戒めました。「かおりの気持ちに寄り添う=育児うまくいく=オールオッケー!」自身で導き出した育児の数式にならって「やるぞ~!!」と気合いを入れ直すいちろうさん、今のかおりさんの気持ちに寄り添うために、じ~っとかおりさんを見つめました。そして「荷物持つよ。重いだろ?それと、帰ったら寝かしつけは僕におまかせあれ」「かおりはゆっくり休んでて・・ね」と優しい言葉をかけるいちろうさんに「えっ、あ・・うん」と答えつつ、「何これ・・何かあった?急にパパのスイッチ入ったみたいでうれしいけど、これはこれで・・不安!!」と心の中で呟くかおりさん、かおりさんの心の葛藤には全く気づかず「俺~俺~イクメンな~んだ!」呑気に鼻歌を歌っていました。

夫が育児をなめくさってる件[57]


家に帰り「すぴ~すぴ~」と気持ち良さそうに眠るいちろうさん、そしてパチッと目を開けました。

「ヤバッ!!寝ちゃった!!」慌てて起き上がるいちろうさんは、すぐさま辺りを見回して「こはるいねぇ!!」とベッドを飛び出すと「かおり!こはるは!?」と血相を変えてかおりさんの元へと急ぎました。

すると「おはよう」かおりさんは、こはるちゃんをあやしながら答えました。それを見てホッとするいちろうさん、「ごめん・・寝かしつけしてて寝落ちしちゃった」と申し訳なさそうに言うと「うん・・まぁ今回はいいよ。昨日からがんばってくれてたし」かおりさんは優しく許してくれました。

すると「次ハ無イケドナ。子どもより先に寝るとかありえないから!!」途端に厳しい表情になってそういうかおりさんに「すみませんでしたぁーー!!」と怯えながら謝るいちろうさん、「・・で、僕は次何したらいいの?またミルク?」そうたずねるいちろうさんに「その前にやって欲しい事があるわ・・」とかおりさんが言いました。

家に帰りこはるちゃんを寝かしつけていたはずのいちろうさんは、「すぴ~すぴ~」と寝息を立てて気持ち良さそうに寝ていました。少ししてパチっと目を覚ましたいちろうさんは「ヤバッ!寝ちゃった!!」と顔面蒼白で起き上がり、「こはるいねぇ!!」とこはるちゃんを探します。そして「かおり!こはるは!?」と大慌てでかおりさんの所に行くと、「おはよう」とかおりさんがこはるちゃんをあやしながら声を掛けました。ホッとしたいちろうさんは「ごめん・・寝かしつけしてて寝落ちしちゃった」と謝ると「うん・・まぁ今回はいいよ。昨日からがんばってくれてたし」と優しいかおりさんの言葉、と思ったのも束の間「次ハ無イケドナ。子どもより先に寝るとかありえないから!!」と凄み、「す、すみませんでしたぁーー!!」と平謝りするいちろうさん、その後「・・で、僕は次何したらいいの?またミルク?」とたずねると「その前にやって欲しいことがあるわ・・」とかおりさんが静かにいいました。
こはるちゃんを寝かしつけようとして寝落ちしたいちろうさん、今回は、かおりさんが大きな心で許してくれて本当に良かったですね!

次の話

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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