前回のお話
妻のかおりさんに「３日であなたを育児ができる人間に変える！」と言われた夫のいちろうさん、「これはこはるを守るための決定よ。異論は認めない！！」と力強く宣言されたものの「え・・そこまでの事ぉ？育児のこと知らないだけでしょ？」「かおりやっぱりホルモンバランス不安定だなぁ？でもまぁ従っておくか・・」と腑に落ちない様子だったものの「よろしくお願いしまっす！！」と表向きは気合いの入った挨拶をしつつ「余裕のよっちゃんっしょ！」とタカをくくっていました。
夫が育児をなめくさってる件［２７］
そして次の日、「がぁ～！ぐがぁ～。んごぉ～。むにゃむ～」いちろうさんは朝になっても目をさまさず、体をポリポリとかきながら夢の中で過ごしていました。
すると「ビシッ！！」「あだっ！！」突然おでこの辺りに激痛を感じていちろうさんは声を上げました。「なっなにすんだよ！？」かおりさんにたずねると「こはる泣いてる」と一言答えるかおりさん、「え？」いちろうさんは驚いて聞き返しました。
「んあ～！あ～ん！」泣き叫んでいるこはるちゃんの横で「ちゃんと気づいて起きてよね。あなたがお世話するんだから」とかおりさんに言われたいちろうさん、「ちょっ、ちょっと待ってよ。寝起きすぎるって・・（汗）」慌ててかおりさんにそう言うと「それこはるに言ってくれる？」と相変わらず顔色の悪いかおりさんが答えました。
そして「あなたが相手にしてるのは赤ちゃんよ。分かるでしょ？」そう言った後で「『あなたがこはるに合わせる』のよ！！」といちろうさんに詰め寄ると「ほら、まずは何をする？」かおりさんにたずねられたいちろうさんは、泣いているこはるちゃんを前にして「うぅ・・」と動揺しました。
こはるちゃんのお世話をかおりさんにまかせてぐっすり朝まで眠るいちろうさん、いびきをかいて気持ち良さそうに寝ていると、おでこに「ビシッ！」と激痛が！「なにすんだよ！！」慌てて目を覚ますと「こはる泣いてる」目の前に立っているかおりさんが言いました。「え？」と驚くと「ちゃんと気づいて起きてよね。あなたがお世話するんだから」と言うかおりさん。「ちょっと待ってよ。寝起きすぎるって・・」と抗議すると「それこはるに言ってくれる？」そう言って凄むかおりさんはほとんど眠っていない様子。「あなたが相手にしてるのは赤ちゃんよ。分かるでしょ？「『あなたがこはるに合わせる』のよ！！」そう詰め寄られたいちろうさんは、泣いているこはるちゃんを前にタジタジでどうしていいのかわかりませんでした。
いちろうさんがいびきをかいて気持ちよく眠っている間、かおりさんは数時間起きの授乳や夜泣きの対応、オムツ替えの対応をしていたんですよ。って、いちろうさんが子育てできるようになる期限は３日間、どうやって身に着けらるのか興味津々ですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
［作者］くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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［編集コメント］ママ広場編集部
「あなたが相手にしてるのは赤ちゃんよ。あなたがこはるに合わせるのよ！！」かおりさんの言葉通り、人に合わせることがいちろうさんの最初の試練になりそうですね。
