前回のお話
夫いちろうさんと別居したことで、これからも家族3人で暮らしたい、両親の食堂を継ぎたいという自分の本心に気付いたかおりさん。かおりさんの強い覚悟を知り、自分が全力で家族を守るからかおりさんの願いを聞いてあげてほしいと義両親に頭を下げたいちろうさん。2人の姿を見て、信じ合い協力していければ良い夫婦になると感じたお父さんは、かおりさんがお店で修行することを許可してくれました。
夫が育児をなめくさってる件[198]
かおりさんの修行を許可してくれたお父さんですが、「だが当然今すぐにという訳にはいかん。今は二人でこはるの育児に全力を注ぐ時だ。数年後、こはるが幼稚園に入った時にでも少しずつ修行を始めようじゃないか」と、今は育児に専念するときだから修行は数年後からと言ってくれました。
「はい!ありがとうお父さん」と感謝するかおりさんに、「覚悟しろよ。甘やかすつもりは一切無いからな」とお父さんは厳しい表情で言いました。
そして、「いちろう君も十分わかっているはずだが、自分の仕事をきちんとこなす事、上司の方に恩返しする事を考えるようにな」とお父さんから念押しされたいちろうさんは「はいっ!!」と気を引き締めて答えました。
その時、お昼寝していたこはるちゃんが「ふっふぎぃ」と泣き始めました。こはるちゃんを抱きしめるかおりさんといちろうさん。2人の間には今までと違う穏やかな空気が漂っています。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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